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ホーム2009年 プレス・リリース − ガートナー、1,650のテクノロジの成熟度を評価したハイプ・サイクル・スペシャル・レポートを発行

平成21年9月8日
ガートナー ジャパン株式会社
広報室

ガートナー、1,650のテクノロジの成熟度を評価した
ハイプ・サイクル・スペシャル・レポートを発行

2009年は新トピックの拡充で、過去最大の79のハイプ・サイクルに

米国コネチカット州スタンフォード発 − 2009年8月11日 − ガートナーは1,650のテクノロジとトレンドの成熟度を評価、検証し、その結果を79の「ハイプ・サイクル」にまとめ、テクノロジ、トピックおよび業種に分類し「Gartner’s Hype Cycle Special Report for 2009」として発行しました。

ガートナーが2009年に発行したハイプ・サイクル・レポートはこれまでになく多く、クラウド・コンピューティング、データセンターの電力/空調技術、メディア・ブロードキャスティング、太陽光発電および仮想化なども網羅され、新しいテクノロジへの関心の高まりを反映しています。

例年発表しているハイプ・サイクルの中でも最も長い歴史を誇るのが「先進テクノロジのハイプ・サイクル (Hype Cycle for Emerging Technologies)」で、このハイプ・サイクルはIT管理者が新しいテクノロジのポートフォリオを定義する上で考慮すべきテクノロジとトレンドについて、業種横断的な視点を提供します (図1参照)。ハイプ・サイクルでは、特に高いレベルの心理的な期待(ハイプ) によってIT業界で高い関心を集めているテクノロジや、広く知られてはいないものの潜在的に非常に大きな影響力を持っているとガートナーが判断したテクノロジに焦点が当てられています。

ガートナーのバイス プレジデント兼ガートナー フェローで、『Mastering the Hype Cycle』 (Harvard Business Press刊) の共著者であるジャッキー・フェン (Jackie Fenn) は、次のように述べています。
「2009年に『過度な期待』のピーク期にあるテクノロジとしては、クラウド・コンピューティング、電子書籍リーダ (Amazonやソニーなど)、インターネット・テレビ (Huluなど) などが挙げられます。ソーシャル・ソフトウェアとマイクロブロギング・サイト (Twitterなど) は既にピーク期を過ぎており、企業ユーザーの間ではそう遠くない時期に幻滅期に転じるでしょう」

「誇大宣伝により盛り上がっている期待感ではなく、本当のメリットに目を向けると、5年を待たずにメインストリームへ躍り出る可能性を持った革新的なテクノロジがいくつかあることが分かります。これらのテクノロジには、Web2.0、クラウド・コンピューティング、インターネット・テレビ、仮想世界、サービス指向アーキテクチャ (SOA) などがあります。5年以上先の長期的な観点では、RFID、3Dプリンティング、コンテキスト・デリバリ・アーキテクチャ、モバイル・ロボット、ヒューマン・オーグメンテーションなどが幅広い業種に革新をもたらすことになるでしょう」 (前出・フェン)

現在の「過度な期待」のピーク期から今後2〜5年の間に生産性の安定期に入ると考えられるテクノロジおよびトレンドに関する詳細な分析は次のとおりです。

クラウド・コンピューティング:企業が最大の費用対効果でITサービスを利用できる方法を求めるのに伴い、オンプレミス (自社運用型) 環境ではなく「クラウド」環境から幅広いサービス (処理能力、ストレージ、各種ビジネス・アプリケーションなど) を利用することに対して、関心が高まってきています。IT業界でクラウド・コンピューティングに関するハイプのレベルは非常に高く、どのベンダーも自社のクラウド戦略や提供形態の幅広さ (プライベート・クラウド・コンピューティングやハイブリッド・アプローチ) をアピールしており、これがさらにハイプを助長しています。

電子書籍リーダ:ソニーの電子書籍リーダとAmazonのKindleは2009年に米国で非常に高い関心を集めましたが、これらのデバイスには依然として固有のファイル形式とデジタル著作権管理テクノロジという課題があり、その価格と相まって導入は頭打ちとなり、幻滅期へ突入することになるでしょう。

「過度な期待」のピーク期を過ぎたばかりのテクノロジには、次のものがあります。

ソーシャル・ソフトウェア・スイート:ソーシャル・テクノロジは、関連する消費者向けソーシャル・ソフトウェアとWeb2.0サービスの幅広い利用によって広く認知されています。企業環境では、実験的導入と初期的な本番導入が確実に進み、急速に普及していることが証明されています。ソーシャル・ソフトウェアの導入は、単機能ツールから統合されたスイートへの発展によって幅広く促進されましたが、同時に期待値も大きく高まっています。このような高い期待に応える効果的なソーシャル・ソフトウェア環境を構築するには、統合されたスイートでさえも大きな手間がかかることが明らかになってきたことから、幻滅期に入りつつあります。

マイクロブロギング:マイクロブロギング全般、特にTwitterは2009年に爆発的人気を博しましたが、「チャネル汚染(利用者が必要としない情報が大量にあふれること)」に伴って避けることのできない幻滅期に入りつつあります。マイクロブロギングは、企業のソーシャル・ソフトウェア・プラットフォームにおける標準的な機能となるのに伴い、他のチャネル (電子メール、ブログ、Wikiなど) と共にその位置付けを確立し、迅速かつスマートで馴染みやすい、新しいタイプのコミュニケーション方法としての役割を果たしつつあります。

図1(クリックすると拡大図を表示)
先進テクノロジのハイプ・サイクル:2009年

図1(クリックすると拡大図を表示)
出典:ガートナー (2009年8月)

ガートナーのバイス プレジデント兼ガートナー フェローで前出『Mastering the Hype Cycle』の共著者でもあるマーク・ラスキーノ (Mark Raskino) は、次のように述べています。
「ハイプ・サイクル・レポートは、一連の適切なテクノロジとトレンドを検証する上で便利な手段の1つです。当社の多くのお客様が、複数のハイプ・サイクルから価値を引き出し、各業種や企業に固有のトピックを参考にして、テクノロジに対する自社の年間プランの一部として、独自のハイプ・サイクルを作成しています」

ガートナーは、テクノロジに対する人間の反応の共通パターンを図で表現することを目的に、1995年に「ハイプ・サイクル」のアイデアを発表しました。以来、ガートナーとガートナーのお客様の間において、ITの分野やテクノロジ・ポートフォリオについて複数のサイクルを視覚的に見ることができる方法の1つとして、ハイプ・サイクルの利用が広がりました。ガートナーのハイプ・サイクルでは、過度な期待から幻滅期を経て、市場や領域におけるテクノロジの妥当性と役割に対する最終的な理解に到達するまで、先進テクノロジの典型的な発展過程が模式化して提示されています。各フェーズは、市場、投資および採用の活動を示す別個の指標によって特徴付けられます (図2参照)。

図2(クリックすると拡大図を表示)
ハイプ・サイクルの指標

出典:ガートナー (2009年8月)

先進テクノロジに関する詳細は「Gartner’s Hype Cycle Special Report for 2009」をご覧ください。このリサーチノートは、79のハイプ・サイクル・レポートにリンクされており、ガートナーの会員向けWebサイトでご覧いただけます。
http://www.gartner.com/DisplayDocument?ref=g_search&id=1108412&subref=simplesearch

Mastering the Hype Cycle
ジャッキー・フェンとマーク・ラスキーノは、ガートナーの『Mastering the Hype Cycle: How to Adopt the Right Innovation at the Right Time』 (Harvard Business Press刊) の共著者です。本書においてフェンとラスキーノは、新しいテクノロジについて誇大宣伝や評判の中から真実を見つけ出し、最適な革新的テクノロジを最適なタイミングで導入するための、市場で実証されている賢い方法を詳しく紹介しています。本書に関する詳細は、ガートナーのWebサイトでご覧いただけます ( http://www.gartner.com/hypecycle/ )。両者ともアナリストとしてブログを通じて定期的にコメントを発信しているとともに、サイトを通じて他のリソースも提供しています。

Gartner YouTubeチャンネル
フェンは、ハイプ・サイクルがどのように革新を推進できるのかについて、Gartner YouTube チャンネルでさらに多くの知見を提供しています。( http://www.youtube.com/watch?v=jGz6rWJsYbg&feature=channel_page )
ラスキーノは、CIOがどのようにハイプ・サイクルを活用できるのかについて、Gartner YouTubeチャンネルで説明しています。( http://www.youtube.com/watch?v=QPN_CeOFHd8 )

また、 http://www.youtube.com/user/Gartnervideo にはガートナー・アナリストへのインタビュー動画が数多く用意されています。

参考資料
【海外発プレスリリース】
本資料は、ガートナーが発信したプレスリリースを一部編集して、和訳したものです。
本資料の原文を含めガートナーの発信したリリースはすべて以下でご覧いただけます。
http://www.gartner.com/it/section.jsp

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