ガートナー ジャパン
メインメニュー ホーム リサーチ コンサルティング ベンチマーク エグゼクティブ プログラム イベント 会社情報 メインメニュー
PUBLIC RELATION
ホーム2010年 プレス・リリース − ガートナー、「先進テクノロジのハイプ・サイクル:2010年」を発表

2010年10月19日
ガートナー ジャパン株式会社
広報室

ガートナー、「先進テクノロジのハイプ・サイクル:2010年」を発表
市場を変革する可能性のあるテクノロジの成熟度を分析

米国コネチカット州スタンフォード発 − 2010年10月7日 − ガートナーは「先進テクノロジのハイプ・サイクル:2010年」(Hype Cycle for Emerging Technologies, 2010) のレポートを発表し、メディア・タブレット、プライベート・クラウド・コンピューティング、3Dフラットパネル・ディスプレイをはじめとする先進テクノロジが、「過度な期待」のピーク期へ移行したとの見解を示しました。

ガートナーでは、テクノロジ、トピック、産業の75分野において、1,800のテクノロジとトレンドの成熟度を分析しています。75分野のそれぞれについて、ハイプ・サイクル・レポートが発行されており、ITあるいはビジネスの主だった領域を分析しています。企業の上級役員、CIO、戦略担当者、ビジネス・デベロッパー、テクノロジ・プランナーは、台頭しつつあるビジネスやテクノロジのポートフォリオを策定する際、これらの先進テクノロジを考慮する必要があります。毎年発表している先進テクノロジのハイプ・サイクルは特に、最も長期にわたって提供されているものであり、IT管理者が先進テクノロジのポートフォリオを策定する際に考慮すべきテクノロジとトレンドが、業種横断的な視点で示されています (図1参照)。

ガートナーのバイス プレジデント兼ガートナー フェロー、ジャッキー・フェン (Jackie Fenn) は、次のように述べています。
「本ハイプ・サイクルでは、特に高いレベルの心理的な期待 (ハイプ) によってIT業界で高い関心を集めているテクノロジや、広く知られてはいないものの潜在的に非常に大きな影響力を持っているとガートナーが判断したテクノロジに焦点が当てられます」

「2010年において『過度な期待』のピーク期にあり、影響力の大きなテクノロジとしては、プライベート・クラウド・コンピューティング、拡張現実 (Augmented Reality: AR)、メディア・タブレット (iPadなど)、ワイヤレス送電、3Dフラットパネル・ディスプレイ、アクティビティ・ストリームなどが挙げられます。一方、クラウド・コンピューティングとクラウド/Webプラットフォームは『過度な期待』のピークを過ぎ、ビジネス・ユーザーの間ではまもなく幻滅期に入るでしょう」

今後5年未満に主流として採用されるレベルに至ると考えられる革新的なテクノロジとしては、メディア・タブレット、クラウド・コンピューティング、クラウド/Webプラットフォームが挙げられます。5年以上先の長期的な観点では、3Dプリンティング、コンテキスト・デリバリ・アーキテクチャ、モバイル・ロボット、自律走行自動車、テラヘルツ波およびヒューマン・オーグメンテーションなどが幅広い業種に革新をもたらすことになると考えられます。


図1 先進テクノロジのハイプ・サイクル:2010年(図をクリックすると大きなサイズで表示)
図1
出典:ガートナー (2010年8月)
 

2010年の先進テクノロジのハイプ・サイクルにおける主なテーマは、次のとおりです。

  • ユーザー経験と操作性:新しいスタイルの操作環境によって新しい利用パターンが促進され、企業・組織は顧客および従業員に対して情報とトランザクションを提供する環境に革新をもたらすことが可能になるでしょう。これにはメディア・タブレットや3Dフラットパネル・ディスプレイなどの機器、またジェスチャ認識やタンジブル・ユーザー・インタフェース (TUI) などの操作環境が含まれます。

  • 拡張現実、コンテキストおよびリアルワールドWeb:Web環境およびテクノロジ全体がデスクトップの世界からユーザーの現実的な日常生活の場へと広がったことによって、パーソナライズされ、個々の状況に即した情報へのアクセスという新たな機会が創出されました。iPhoneおよびAndroidなどのプラットフォームとサービスを背景とする拡張現実がモバイル分野の新しいトピックであり、位置情報を基盤とした各種アプリケーションが生産性の安定期に向かっている現在、これらが次世代のテクノロジを代表する存在となっています。これに対し4Gスタンダード、メッシュ・ネットワーク:センサ、コンテキスト・デリバリ・アーキテクチャをはじめとする他のテクノロジは、進化のスピードは遅いものの、現実の世界におけるITの影響力の拡大において重要な役割を果たすことになるでしょう。

  • データ主導型の意思決定:デジタル・データの量と多様性が引き続き爆発的に増加するとともに、位置情報やソーシャル・メディアをはじめとする新たな情報源からの情報を分析し、知見を手にすることが可能になるでしょう。多くの場合、手法そのものは比較的明確に確立されていますが (予測分析など)、これらの手法を新たなアプリケーション (社会分析や評判分析など) へ応用することによって、価値が創出されます。

  • クラウド・コンピューティングの可能性:クラウド・コンピューティングの利用と影響は、今後も引き続き広がっていくでしょう。先進テクノロジのハイプ・サイクルにおいてクラウド・コンピューティングは「過度な期待」のピークに達したばかりであり、プライベート・クラウド・コンピューティングは依然としてピークに向けて上昇しています。またモバイル・アプリケーション・ストアとクラウド/Webプラットフォームもハイプ・サイクル上にありますが、これはアプリケーションの開発と配布においてこれらのプラットフォームへの関心が高まっていることを示しています。

  • 周辺テクノロジの価値:モバイル・ロボットや3Dプリンティングなど、まだ広く普及していないテクノロジも数多くありますが、適切に利用することで、既にこれらのテクノロジは大きな価値を生み出しています。

ガートナーのジャッキー・フェンは、次のように説明を加えています。
「ハイプ・サイクル・レポートは、一連の適切なテクノロジとトレンドを検証する上で役立つツールです。ガートナーの多くのお客様が、複数のハイプ・サイクルから価値を引き出し、個々の業種や企業に固有のトピックを参考にして、テクノロジに関する年間プランの一部としてそれぞれ独自のハイプ・サイクルを作成し、優先項目を定義しています。一方、ITベンダーは自社の製品とサービスに対する市場の反応を把握するための手段の1つとしてハイプ・サイクルを活用し、また、投資家はさまざまなテクノロジが主流へと移行する前に波に乗ることができるように、ハイプ・サイクルで右肩上がりにあるテクノロジをチェックしています」

ガートナーは、テクノロジに対する人間の反応の共通パターンを図で表現することを目的に、1995年に「ハイプ・サイクル」のアイデアを発表しました。以来、ガートナーとガートナーのお客様の間において、ITの分野やテクノロジ・ポートフォリオについて複数のサイクルを視覚的に見ることができる方法の1つとして、ハイプ・サイクルの利用が広がりました。ガートナーのハイプ・サイクルでは、「過度な期待」のピーク期から幻滅期を経て、市場や領域におけるテクノロジの妥当性と役割に対する最終的な理解に到達するまで、先進テクノロジの典型的な発展過程が模式化された形で提示されています。各フェーズは、市場、投資および採用の活動を示す別個の指標によって特徴付けられます。

ガートナーのメソドロジである「ハイプ・サイクル」に関する解説は、
http://www.gartner.co.jp/research/methodologies/research_hype.php でご覧いただけます。

「Gartner's Hype Cycle Special Report for 2010」の詳細は、
http://www.gartner.com/technology/research/hype-cycles/index.jsp でご覧いただけます。このスペシャル・レポートには、2010年のハイプ・サイクルについての詳細をジャッキー・フェンが説明する動画に加え、75のハイプ・サイクル・レポートへのリンクおよび「Hype Cycle for Emerging Technologies, 2010」の無料配布版が含まれています。

なお、来る10月25〜27日に東京で開催される「Gartner Symposium/Itxpo 2010」では、複数のガートナーのアナリストが、先進テクノロジを含めた重要なトピックについて、さまざまな提言を行います。

 

『Gartner Symposium/ITxpo』について

『Gartner Symposium/ITxpo』はCIOおよびIT上級役員が一堂に会する世界最大級のコンファレンス・展示会であり、本年、お陰様で20周年を迎えることができました。このイベントでガートナーは、グローバルなITリサーチ/アドバイザリ企業として、中立・公正な立場から客観的かつ信頼性の高い知見を提供するとともに、主要なテクノロジ・ベンダー各社の最新ソリューションに触れられる場を提供します。

『Gartner Symposium/ITxpo』に関する詳細は、以下でご覧いただけます。
http://www.gartner.co.jp/symposium/

 

参考資料
【海外発プレスリリース】
本資料は、ガートナーが発信したプレスリリースを一部編集して、和訳したものです。
本資料の原文を含めガートナーの発信したリリースはすべて以下でご覧いただけます。
http://www.gartner.com/it/section.jsp

本ニュースリリースは、新聞、雑誌、テレビ等マスメディアの方々に向けて提供させて頂いているものです。掲載内容に関しましては、弊社のサービスをご契約頂いているお客様に限りお問い合わせを受け付けております。ご契約を頂いていないお客様のお問い合わせについては、お答えできかねますので予めご了承下さい。なお、弊社サービスにご興味のある方は、弊社営業部までご連絡下さい。


gartner.com
TOP OF PAGE
Copyright