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ホーム2012年 プレス・リリース − ガートナー、2015年までのクラウド戦略に影響を及ぼす 5つのクラウド・コンピューティングのトレンドを発表

平成24年4月10日
ガートナー ジャパン株式会社
広報室

ガートナー、2015年までのクラウド戦略に影響を及ぼす
5つのクラウド・コンピューティングのトレンドを発表
「ガートナー ITインフラストラクチャ&データセンター サミット 2012」
(4月26〜27日、東京コンファレンスセンター・品川) において、
クラウド・コンピューティングが直面している主な課題を検証

 

米国コネチカット州スタンフォード発 − 2012年4月2日ガートナーは本日、これからの数年間、企業が高い代償を払う可能性のある判断ミスや市場機会の逸失を避けるためには、自社のクラウド戦略を定期的に更新しながら、クラウド・コンピューティングのトレンドを継続的にモニタリングすることが不可欠であるとの見解を発表しました。クラウド・コンピューティングの潜在力は非常に大きいものの、その影響力の広さと深さ、また今後の普及のレベルは不透明であり、高い頻度で検証することが必須となります。


ガートナーのバイス プレジデントでガートナー・フェローのデイヴィッド・カーリー (David Cearley) は次のように述べています。「クラウド・コンピューティングは、この2年間で市場に広がってきた大きなテクノロジ・トレンドの1つであり、これによりITに対する新しいアプローチの基盤が築かれました。クラウド・コンピューティングによってソフトウェアとハードウェアに対する従来のライセンス・モデルに伴う制約が軽減され、企業と個人の両方がITサービスをどのように提供するのか、どのように利用するのかを選べるようになりました。クラウド・コンピューティングには、ITのあらゆる側面、またユーザーがアプリケーションや情報、ビジネス・サービスへアクセスする環境に大きな影響を及ぼす潜在的な力があります」


ガートナーのバイス プレジデントでガートナー・フェローのデイヴィッド・ミッチェル・スミス (David Mitchell Smith) は次のように述べています。「クラウド・コンピューティングのトレンドとその関連テクノロジは、これからも急速に進化と変化を遂げていくと考えられますが、『クラウド』という言葉がベンダー各社によって、マーケティングのあおり文句のようにあちこちで使われるようになったことで、今後もクラウドに対する混乱と誤解はなくならないでしょう。このような影響力、混乱、不明確さ、変化の大きさという観点も含め、ガートナーはクラウド・コンピューティングを注目すべき戦略的テクノロジ・トップ10の1つに挙げています」

 

ガートナーは、今後3年間に加速、シフト、または最高潮に達すると考えられる、企業が計画策定時に考慮すべきクラウド・コンピューティングの5つのサブトレンドを明らかにしました。


クラウドへの最適な投資を実現するための正式な意思決定プロセスの確立
設備投資モデルから運用コスト・モデルへの移行、総合保有コスト (TCO) の削減、俊敏性の向上、複雑さの軽減など、クラウドは幅広いメリットをもたらすことが期待されています。またクラウドを使うことで、ビジネスにとってより付加価値の高い活動やビジネス・イノベーションの支援、また場合によってはリスクの軽減や、IT資源の重点をシフトさせることも可能となることが期待されます。ただし、これらの期待されるメリットは、注意深く検証するとともに、安全性・透明性の低さ、パフォーマンスと可用性に対する不安、ベンダー・ロックイン、ライセンスの制約、統合の必要性など、さまざまな観点で検討する必要があります。このように個々のクラウド・サービスを評価する項目は多様化しており、状況が複雑化する要因になっています。


ハイブリッド・クラウド・コンピューティングへの流れは不可避
ハイブリッド・クラウド・コンピューティングとは、企業外のクラウド・コンピューティング・サービスと企業内のインフラストラクチャやアプリケーション・サービスを組み合わせ、連携させた環境を指します。時間の経過とともに、ハイブリッド・クラウド・コンピューティングは、企業内や企業外の複数のクラウド・プラットフォームで構成された1つの「クラウド」によって、ビジネス要求の変化に合わせて必要に応じて利用できる統一モデルへと収斂します。ガートナーは、企業の短期的な活動をアプリケーションおよびデータの統合に集中させ、企業内や企業外の固定アプリケーションとハイブリッド・ソリューションを連携させることを推奨します。パブリック・クラウド・アプリケーション・サービスまたはパブリック・クラウド環境で実行しているカスタム・アプリケーションを使用している企業は、これらを社内システムと統合してハイブリッド環境を構築するためのガイドラインと標準を確立する必要があります。


クラウドの利用を支援するクラウド・サービス・ブローカー
クラウド・コンピューティングが広く普及するのに伴い、その利用を支援する必要性も高まります。クラウド・サービス・ブローカー (CSB) は、クラウド・コンピューティング環境で仲介の役割を果たすサービス・プロバイダーです。2011年以降、CSBのコンセプトに対する関心が高まっていますが、IT部門であるかビジネス部門であるかに関係なく、IT部門の関与なしにクラウド・サービスを利用するユーザーが増えるのに伴い、このトレンドは今後3年間で加速すると考えられます。


この状況に対処するために、IT部門はクラウドの利用を支援するとともに、社内の各ビジネス部門がIT部門のアドバイスやサポートを気軽に求められる購買プロセスを確立することで、自社にサービスを提供するCSBとして自らをどのように位置付けるべきかを考えなければなりません。このようなエンタプライズCSBのアプローチは、既存のプロセスとツール (社内ポータルやサービス・カタログなど) をカスタマイズすることで実現可能です。


クラウド中心のデザインは必須条件
多くの企業は、まず現在の作業負荷をクラウド・システムやアプリケーション・インフラストラクチャへ移行することを考えます。物的・人的資源の変動が激しい負荷や、アプリケーションが横方向の拡張性に向いている場合であれば、このアプローチはメリットをもたらす可能性がありますが、クラウド・モデルの価値を完全に引き出すためには、クラウド・モデルならではの特性や制限、機会を念頭にアプリケーションをデザインしなければなりません。ガートナーは、単にビジネスの作業負荷を移行させるだけではなく、グローバル・レベルのアプリケーションを実現するクラウドの価値を完全に引き出すために、クラウド向けに最適化したアプリケーションを構築することを推奨します。

 

未来のデータセンターと運用モデルに影響を与えるクラウド・コンピューティング
パブリック・クラウド・コンピューティングにおいて、企業はサービスの消費者としての役割を果たし、クラウド・サービス・プロバイダーはデータセンターおよびこれに関連する運用モデルを含め、導入に伴うさまざまな処理を行います。ここで、企業が自社データセンターを構築した場合、このようなクラウド・サービス・プロバイダーの導入モデルの影響を受けることになります。ガートナーは、企業が今後データセンターおよびインフラストラクチャへ投資する際には、俊敏性と効率性を高めるために、クラウド・コンピューティングのコンセプトを適用することを推奨します。


その他の詳細については、ガートナーのレポート「Five Cloud Computing Trends That Will Affect Your Cloud Strategy Through 2015」をご覧ください。このレポートはガートナーのWebサイト

(http://www.gartner.com/resId=1920517 ) でご覧いただけます。


なお、本発表に関連する講演『クラウド・コンピューティング・トレンド:2012』を、来る4月26〜27日に東京コンファレンスセンター・品川で開催する「ガートナー ITインフラストラクチャ&データセンター サミット 2012:未来を創造せよ」において、コンファレンス・チェアである亦賀忠明 (ガートナー リサーチ バイス プレジデント 兼 最上級アナリスト) が予定しています。
本サミットに関する詳細は、以下でご覧いただけます。
http://www.gartner.co.jp/event/dc/

 

参考資料
【海外発プレスリリース】
本資料は、ガートナーが発信したプレスリリースを一部編集して、和訳したものです。
本資料の原文を含めガートナーの発信したリリースはすべて以下でご覧いただけます。
http://www.gartner.com/it/section.jsp

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