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ホーム2012年 プレス・リリース −ガートナー、「先進テクノロジのハイプ・サイクル:2012年」を発表 − 夢のシナリオを現実化する「転換点」にあるテクノロジを明確化

2012年9月6日
ガートナー ジャパン株式会社
広報室

ガートナー、「先進テクノロジのハイプ・サイクル:2012年」を発表 − 夢のシナリオを現実化する「転換点」にあるテクノロジを明確化
2012年のハイプ・サイクル・スペシャル・レポートで、1,900を超える テクノロジの成熟度を評価

米国コネチカット州スタンフォード発 − 2012年8月16日 − ガートナーは「先進テクノロジのハイプ・サイクル:2012年」を発表し、ビッグ・データ、3Dプリンティング、アクティビティ・ストリーム、インターネット・テレビ、NFC (近距離無線通信) ペイメント、クラウド・コンピューティング、メディア・タブレットが最も急成長しているテクノロジの一部であるとの見解を示しました。

ガートナーのアナリストによれば、2011年以来ハイプ・サイクルにおけるこれらのテクノロジの動きは顕著であり、コンシューマライゼーションは2〜5年の間に「生産性の安定期」に達するとしています (2011年は5〜10年と予測)。また2012年の「先進テクノロジのハイプ・サイクル」では、「『過度な期待』のピーク期」にあるテクノロジとしてBYOD (個人所有デバイスの業務利用)、3Dプリンティング、ソーシャル分析などが挙げられています (図1参照)。

ガートナーのハイプ・サイクルは1,900を超えるテクノロジを92の分野にグループ化し、その成熟度、企業にもたらすメリット、今後の方向性に関する分析情報を、企業の戦略/プランニング担当者に提供します。今回の最新のハイプ・サイクルには、ビッグ・データ、インターネット・オブ・シングス、インメモリ・コンピューティング、戦略的ビジネス能力などが含まれています。

1995年以来、ガートナーは新しいテクノロジおよび革新的テクノロジに伴う大きな期待、幻滅、最終的な安定といった共通のパターンを明示する手段として、ハイプ・サイクルを活用しています。ハイプ・サイクルは年に1回更新され、このサイクルに沿ってテクノロジを追跡するとともに、企業・組織がいつどこにこれらのテクノロジを導入すれば最大の効果と価値を手にできるのかについて、指針となる情報を提供します。

毎年発表している先進テクノロジのハイプ・サイクルは、最も歴史が古く、上級役員、CIO、戦略担当者、イノベーター、ビジネス・デベロッパー、テクノロジ・プランナーが先進テクノロジのポートフォリオを策定する際に考慮すべきテクノロジとトレンドが、業種横断的な視点で示されています。

ガートナーのバイス プレジデント兼ガートナー・フェロー、ジャッキー・フェン (Jackie Fenn) は次のように述べています。「ビジネスに幅広いインパクトを与える一連のテクノロジを明示する『先進テクノロジのハイプ・サイクル』は、戦略プランニング、イノベーション、先進テクノロジのプロフェッショナルをターゲットにしています。 このハイプ・サイクルでは、特に高い関心を集めているテクノロジや、潜在的に非常に大きな影響力を持っているとガートナーが判断したテクノロジに焦点が当てられます」

「2012年のハイプ・サイクルでテーマとなったのは、『転換点』というコンセプトでした。現在私たちは興味深い瞬間、すなわちこれまでガートナーが長い間話してきたシナリオの多くが現実化しつつある時代にいます。例えば、より『スマート』なスマートフォンがその好例で、今はユーザーがスマートフォンを見るだけで顔認識によってロックが解除されたり、音声認識機能を使って近くにある銀行ATMを見つけたりすることもできるようになりました。ただし、このテクノロジはまだ発展途上であるのも事実であり、顔認識のためにはメガネを外さなければならず、音声を正確に認識できないこともあります。また、位置認識テクノロジで正確な場所を識別できないこともあります」

図1 先進テクノロジのハイプ・サイクル:2012年
図1
出典: ガートナー (2012年8月)

ハイプ・サイクルではテクノロジが個別に示されていますが、新しい機能やトレンドには複数のテクノロジが関係していることが非常に多いため、企業はこれらのテクノロジをセットやグループとして検討する必要があります。いくつかのテクノロジがまだ十分なレベルにまで達していないために、本来発揮できるはずの能力が制限されてしまうということも珍しくありません。この場合、これらのテクノロジが十分成熟すれば、テクノロジの観点からシナリオに描かれた現実が実現される転換点となることから、ガートナーはこれらのテクノロジを「転換点テクノロジ」と呼んでいます。

企業や行政が顧客および市民に新たな価値と環境を提供できるようになるために、成熟することが求められる重要なシナリオと転換点テクノロジのいくつかについて、下記に説明します。
 

すべてのチャネル、すべてのデバイス、あらゆる場所で − BYOE (Bring Your Own Everything)
ハイテク業界では長い間、いつでも、どこからでも、あらゆるデバイスであらゆるサービスと機能を利用できる環境が話題にされてきました。このシナリオを後押しする役割を果たしたのがコンシューマライゼーションのトレンドであり、ビジネス・パーソンが個人所有のデバイスを職場へ持ち込んで利用するという環境が受け入れられるようになりました。今回のハイプ・サイクルに記載されているテクノロジとトレンドの中で本シナリオに該当するものとしては、BYOD、ホスト型仮想デスクトップ、HTML5、さまざまな形式のクラウド・コンピューティング、シリコン負極電池、メディア・タブレットなどがあります。このシナリオが実現し標準となるためには、これらすべてのテクノロジとトレンドが成熟する必要がありますが、特にHTML5、ホスト型仮想デスクトップ、シリコン負極電池は転換点テクノロジの重要な候補です。
 

スマーター・シングス
インターネットに接続されたさまざまなスマートな物が世界に登場してから、10年以上が経ちます。スマート化され、オンライン化された物は、消費者や生活者、従業員など個人の多様な側面をサポートする役割を果たします。このシナリオの現実化には数多くのテクノロジとトレンドが必要であり、2012年のハイプ・サイクルには、自律走行車、モバイル・ロボット、インターネット・オブ・シングス、ビッグ・データ、ワイヤレス送電、複合イベント処理、インターネット・テレビ、アクティビティ・ストリーム、マシン対マシン・コミュニケーション・サービス、メッシュ・ネットワーク:センサ、家庭内健康モニタリング、コンシューマー・テレマティクスなどが含まれています。このシナリオの成功にとって転換点となるテクノロジとトレンドとしては、マシン対マシン・コミュニケーション・サービス、メッシュ・ネットワーク:センサ、ビッグ・データ、複合イベント処理、アクティビティ・ストリームが挙げられます。
  

ビッグ・データと低価格のグローバル・スケール・コンピューティング
この幅広いシナリオでは、分析的知見とコンピューティング・パワーがほぼ無限であり、コスト効率に優れた拡張性を備えた世界が実現します。これらのリソースが利用可能になることで、企業は顧客への理解を深めたり不正行為を減少させたりするなど、さまざまな能力を高めることが可能になります。2012年のハイプ・サイクルに記載されているテクノロジとトレンドには、量子コンピューティング、さまざまな形式のクラウド・コンピューティング、ビッグ・データ、複合イベント処理、ソーシャル分析、インメモリ・データベース管理システム、インメモリ分析、テキスト分析、予測分析などがあります。このシナリオが実現して企業、政府官公庁、消費者が利用できるようになるために必要な転換点テクノロジは、クラウド・コンピューティング、ビッグ・データ、インメモリ・データベース管理システムです。

 

人とテクノロジのコミュニケーション
人とテクノロジのより自然なコミュニケーションが実現する世界を示すこのシナリオについて、2012年のハイプ・サイクルで必要なテクノロジとして挙げているのは、ヒューマン・オーグメンテーション、立体ホログラフィック・ディスプレイ、自動コンテンツ認識、自然言語による質疑応答システム、音声翻訳、ビッグ・データ、ゲーミフィケーション、拡張現実、クラウド・コンピューティング、NFC、ジェスチャ・コントロール、仮想世界、生体認証、音声認識です。これらの多くは長年「先進」とされてきたテクノロジで現在は一般的になりつつありますが、自然言語による質疑応答システムとNFCが数少ない転換点テクノロジとなっています。

次世代のペイメント (決済・支払い) 環境
すべての取引が電子的に行われるキャッシュレスの世界を示すこのシナリオでは、企業は効率性と追跡可能性を手にし、消費者は利便性と安全性を手にできます。2012年のハイプ・サイクルでこのシナリオの一部とされているテクノロジは、NFCペイメント、モバイルOTA (Over-the-Air) ペイメント、生体認証です。より間接的ではあるものの、ペイメント環境に影響を与える関連テクノロジとして、インターネット・オブ・シングス、モバイル・アプリケーション・ストア、自動コンテンツ認識も挙げられます。NFCペイメントとモバイルOTAペイメントが成熟したとき、転換点を越えられます。
 

クラウド上の顧客の声から得られる新たな知見と未来
人間は元来社会的な存在であり、これが共有 (しばしば公に共有) のニーズにつながっています。これによって「顧客の声」がクラウド環境に置かれ、アクセスして分析することで質の高い知見を得られる未来が創出されます。2012年のハイプ・サイクルでは、これを実現するテクノロジおよびトレンドとして自動コンテンツ認識、クラウドソーシング、ビッグ・データ、ソーシャル分析、アクティビティ・ストリーム、クラウド・コンピューティング、音声マイニング/スピーチ分析、テキスト分析を挙げています。一方、ガートナーは、このシナリオを阻害する可能性のあるトレンドとしてプライバシー・バックラッシュ(プライバシー問題を非常に懸念する動き)と、広い領域での投資が加速するかという意味でビッグ・データが、それぞれ転換点のテクノロジであると考えています。
 

自宅での3Dプリンティング
このシナリオでは、消費者は現在のデジタル写真と同じように、玩具や家庭用品などの物理的な対象を自宅で3Dプリンティングできます。3Dスキャニングとの組み合わせによって、スマートフォンで対象をスキャニングし、その複製に近いものを3Dプリンティングすることが可能になります。ガートナーのアナリストは、3Dプリンティングがニッチ市場を超えて成熟するまでには6年以上を要すると予測しています。
 

その他の詳細は、「Hype Cycle for Emerging Technologies, 2012」をご覧ください (www.gartner.com/hypecycles)。このスペシャル・レポートには、2012年のハイプ・サイクルについての詳細をジャッキー・フェンが説明する動画に加え、92のハイプ・サイクル・レポートへのリンクが含まれています。
 

『Gartner Symposium/ITxpo』について
『Gartner Symposium/ITxpo』はCIOおよびIT上級役員が一堂に会する、世界で最も重要なシンポジウムです。このイベントでガートナーは、グローバルなITリサーチ/アドバイザリ企業として、中立・公正な立場から客観的かつ信頼性の高い知見を提示するとともに、主要なテクノロジ・ベンダー各社の最新ソリューションに触れることができる場を提供いたします。『Gartner Symposium/ITxpo』は、参加各社が年間計画を策定する上で重要な役割を果たしています。各社のIT担当役員は、ビジネス上の課題に対応し業務効率を高めるためにITをどのように活用すべきか、『Gartner Symposium/ITxpo』が提供する知見に高い信頼を寄せています。

『Gartner Symposium/ITxpo 2012』に関する詳細は、以下でご覧いただけます。
10月3〜5日 東京 (日本) : www.gartner.co.jp/symposium

参考資料
【海外発プレスリリース】
本資料は、ガートナーが発信したプレスリリースを一部編集して、和訳したものです。
本資料の原文を含めガートナーの発信したリリースはすべて以下でご覧いただけます。
http://www.gartner.com/it/section.jsp

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