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ホーム2013年 プレス・リリース −「先進テクノロジのハイプ・サイクル:2013年」を発表

2013年9月3日
ガートナー ジャパン株式会社
広報室

ガートナー、「先進テクノロジのハイプ・サイクル:2013年」を発表
− 人とマシンの進化する関係を明確化

2013年のハイプ・サイクル・スペシャル・レポートで
1,900を超えるテクノロジの成熟度を評価

米国コネチカット州スタンフォード発 − 2013年8月19日 − ガートナーは「先進テクノロジのハイプ・サイクル:2013年」を発表し、鍵となるテーマは人とマシン間の進化しつつある関係であるとの見解を示しました。ガートナーが人とマシンの関係に焦点を当てることにした背景には、スマート・マシン、コグニティブ・コンピューティング、モノのインターネット (インターネット・オブ・シングス) に関する話題が盛り上がっている昨今の状況があります。ガートナーのアナリストによれば、人とマシンを分けている境界を狭めるさまざまな新しいテクノロジによって、現在人とマシンの関係は再定義されつつあります。

ガートナーのハイプ・サイクルは2,000を超えるテクノロジを98の分野にグループ化し、その成熟度、企業にもたらすメリット、今後の方向性に関する分析情報を、企業の戦略/プランニング担当者に提供するものです。2013年に新しく発行されたハイプ・サイクルには、コンテンツ分析とソーシャル分析、埋め込みソフトウェアとシステム、消費者市場リサーチ、オープン・バンキング、バンキング・オペレーション・イノベーション、アフリカにおける情報通信技術 (ICT) に関するものがあります。

ハイプ・サイクルのうち、先進テクノロジのハイプ・サイクルは、最も歴史が古く、上級役員、CIO、戦略担当者、イノベーター、ビジネス・デベロッパー、テクノロジ・プランナーが先進テクノロジのポートフォリオを策定する際に考慮すべきテクノロジとトレンドが、業種横断的な視点で示されています。

ガートナーのバイスプレジデント兼ガートナー・フェロー、ジャッキー・フェン (Jackie Fenn) は次のように述べています。「このハイプ・サイクルでは、特に高い関心を集めているテクノロジや、潜在的に非常に大きな影響力を持っているとガートナーが判断したテクノロジに焦点が当てられます」

「2013年のハイプ・サイクルの最優先テーマとして人とマシンの進化する関係に焦点を当てることで、ガートナーでは企業が機械とコンピュータが人間に取って代わるという狭い視野を超えて、将来を見据えることができるようにしたいと考えています。実際、新しいテクノロジの初期採用者による利用方法を観察すると、3つのトレンドがあることが分かります。まずは、例えば従業員によるウェアラブル・コンピュータの利用のようなテクノロジによる人間の能力の増大、次に自動顧客応答として機能するコグニティブ仮想アシスタントのような従来人が行っていた仕事のマシンによる代行、最後が倉庫でスタッフと共に機能してボックスを運ぶモバイル・ロボットのような人とマシンのコラボレーションです」

ガートナーのリサーチ担当バイスプレジデント、ハン・ルホン (Hung LeHong) は次のように述べています。「未来の企業は、これら3つのトレンドを組み合わせることで生産性の向上、市民および顧客の利用環境の変革、競合優位性の獲得を図るようになるでしょう。これら3つの主要トレンドは、人とマシンの関係の基盤として両者の関係をサポートする3つの要素によって支えられています。1つは、声から感情を識別するといったマシンによる人と環境の認識力の高まり、次に、例えばモノのインターネットなどを通じた私たち人間側のマシンに対する理解力の高まり、最後が、これらと同時に両者が連携することで人もマシンもより賢くなってきているという点です」



2013年の先進テクノロジのハイプ・サイクルでは、これら6つの要素のすべてをサポートするテクノロジに焦点が当てられています。

1. テクノロジによる人間の能力の増大
テクノロジによって、身体、感情、認知の分野において人間の能力を増大させることが可能になります。このようなテクノロジによる人間の能力の増大が企業にもたらす最も大きなメリットは、労働力の向上です。例えば製品やサービスに関するあらゆる質問に答えることができたり、いつでも任意のエンタプライズ・データを獲得できたりするウェアラブル・テクノロジをすべての従業員が利用できれば、生産性、営業能力、顧客へのサービス提供能力は飛躍的に向上するでしょう。これらのテクノロジに関心のある企業であれば、生体音センサ、自己の量的観測 (Quantified Self: QS [人間の行動や状態の定量的観測による知見の発見])、3Dバイオプリンティング、ブレーン・コンピュータ・インタフェース、ヒューマン・オーグメンテーション、音声翻訳、ニューロ・ビジネス、ウェアラブル・ユーザー・インタフェース、拡張現実 (Augmented Reality: AR)、ジェスチャ・コントロールなどを注視する必要があります。

2. マシンによる人間の作業の代行
危険な作業、簡単だがコストがかさむ仕事、反復的な作業など、明らかにマシンが人に代わって作業を行える機会は存在します。人に代わってマシンに作業を行わせる最大のメリットは、生産性の向上や人体への危険の軽減に加え、場合によっては人が行うよりも質やレスポンスが高いことがあります。例えば高い能力を有する仮想顧客サービス・エージェントであれば、最新情報を背景に顧客から寄せられる多くの単純な質問への回答を提供し、顧客サービス・エージェントの「煩雑な仕事」の量を大幅に削減することができます。企業は、立体ホログラフィック・ディスプレイ、自律走行車、モバイル・ロボット、仮想アシスタントなど、マシンが人を代行する革新技術に目を向ける必要があります。

3. 人とマシンのコラボレーション
人とマシンの関係は白か黒かといった二律背反的なものではなく、人とマシンが連携することでより良い成果を挙げられることもあります。現在、人と連携して機能する新しい世代のロボットの製作が進められており、例えばIBMが開発した質疑応答システム「Watson (ワトソン)」は医師のリサーチ・アシスタントとして機能することでバックグラウンドの調査を実行し、診断を下したり治療法を提案したりする際に最新の臨床情報、調査情報、その他の情報を提供します。このような人とマシンの連携による最大のメリットは、人とマシンそれぞれの分野の最高の要素を組み合わせられる点です (マシンの生産性とスピード、未知の対象を取り扱うための人の感情知性と能力)。このトレンドを支える代表的なテクノロジには、自律走行車、モバイル・ロボット、自然言語による質疑応答システム、仮想アシスタントなどがあります。

未来の労働力と私たちの日常生活を変える3つのトレンドの背景となっているのが、人とマシンがそれぞれの理解を深めることを支援する一連のテクノロジです。このような人とマシンの相乗関係が進化・発展するための基礎として不可欠な3つの要素を、下記に説明します。

4. マシンによる人と環境の認識力の向上
マシンおよびシステムは、人の立場からの視点、人、および人の感情に対する理解を深めることで、初めて価値を発揮できます。このような理解によって、例えばユーザーの現在地に最も近い場所を対象としたビジネスに関するレポートの表示といった状況認識に基づくシンプルなやりとり、Facebookへの書き込みの分析による新しい製品ラインに対する顧客感情の評価といった顧客理解の向上、顧客からの問い合わせに対して自然言語で応答するバーチャル・アシスタントなどが可能になります。今回のハイプ・サイクルで網羅しているこれらの能力を代表するテクノロジには、生体音センサ、スマート・ダスト、自己の量的観測 (QS)、ブレーン・コンピュータ・インタフェース、アフェクティブ・コンピューティング、バイオチップ、3Dスキャナ、自然言語質疑応答 (NLQA)、コンテンツ分析、モバイル・ヘルス・モニタリング、ジェスチャ・コントロール、アクティビティ・ストリーム、生体認証、ロケーション・インテリジェンス、音声認識などがあります。

5. マシンへの人の理解の高まり
マシンがより賢くなり、人手による作業の自動化が進むのに伴い、人はマシンを信頼し、安全であると感じる必要があります。モノのインターネットの基盤になっているテクノロジは、マシンの動きやマシンを取り巻く環境への可視性を高める役割を果たします。例えばIBMのWatsonはユーザーに提供する回答の「信頼度」を提示し、Baxterはどうすべきか判断できないときに困惑の表情を示します。ほかにも、米国マサチューセッツ工科大学 (MIT) では、視覚センサと音声センサから社会的意味を検出し、理解していることを表情で示すロボット「Kismet」の研究を行っています。このようなテクノロジは、人とマシンが連携していく上で非常に大切な役割を果たします。2013年のハイプ・サイクルではモノのインターネット、マシン対マシン・コミュニケーション・サービス、メッシュ・ネットワーク:センサおよびアクティビティ・ストリームを網羅しています。

6. より賢くなる人とマシン
ビッグ・データ、アナリティクス、コグニティブ・コンピューティングの大きな波は、人には意思決定支援と自動化を、マシンには認識能力とインテリジェンスをもたらすでしょう。これらのテクノロジを使用することで、人とモノはより賢く (スマートに) なることができます。例えば自然言語質疑応答 (NLQA) によって顧客サービスのバーチャル・エージェントの能力が高まるとともに、 医師がNLQAを使用することで大量の医学雑誌と臨床試験からの情報をチェックし、病気の診断に活用したり、適切な治療計画を判断したりすることができます。デジタルの未来に向かっている現在、このような支援テクノロジは人とマシンの両方にとって基礎的な位置付けとなります。企業は量子コンピューティングやプリスクリプティブ分析、ニューロ・ビジネス、NLQA、ビッグ・データ、複合イベント処理、インメモリ・データベース管理システム (DBMS)、クラウド・コンピューティング、インメモリ分析、予測分析などのテクノロジに目を向ける必要があります。

先進テクノロジに関する詳細は「Hype Cycle for Emerging Technologies, 2013」をご覧ください (http://www.gartner.com/resId=2571624)。 本ハイプ・サイクルをはじめ、すべてのハイプ・サイクル・レポートへのリンクが含まれたスペシャル・レポートがhttp://www.gartner.com/technology/research/hype-cycles に掲載されており、2013年のハイプ・サイクルについての詳細をジャッキー・フェンが説明する動画も含まれています。

『Gartner Symposium/ITxpo』について
『Gartner Symposium/ITxpo』はCIOおよびIT上級役員が一堂に会する、世界で最も重要なシンポジウムです。このイベントでガートナーは、グローバルなITリサーチ/アドバイザリ企業として、中立・公正な立場から客観的かつ信頼性の高い知見を提示するとともに、主要なテクノロジ・ベンダー各社の最新ソリューションに触れることができる場を提供いたします。『Gartner Symposium/ITxpo』は、参加各社が年間計画を策定する上で重要な役割を果たしています。各社のIT担当役員は、ビジネス上の課題に対応し業務効率を高めるためにITをどのように活用すべきか、『Gartner Symposium/ITxpo』が提供する知見に高い信頼を寄せています。 『Gartner Symposium/ITxpo 2013』に関する詳細は、以下でご覧いただけます。 10月15〜17日 東京 (日本):http://www.gartner.co.jp/symposium

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参考資料 【海外発プレスリリース】 本資料は、ガートナーが発信したプレスリリースを一部編集して、和訳したものです。本資料の原文を含めガートナーの発信したリリースはすべて以下でご覧いただけます。 http://www.gartner.com/it/section.jsp


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