ガートナー ジャパン
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ホーム2013年 プレス・リリース −「日本におけるテクノロジのハイプ・サイクル:2013年」を発表

2013年10月15日
ガートナー ジャパン株式会社
広報室

ガートナー、「日本におけるテクノロジのハイプ・サイクル:2013年」を発表
10月15〜17日 東京・赤坂で開催される
『Gartner Symposium/ITxpo 2013』において幅広い視点から知見を提供

ガートナー ジャパン株式会社 (所在地:東京都港区、代表取締役社長:日高 信彦) は本日、「日本におけるテクノロジのハイプ・サイクル:2013年」を発表し、2013年以降に企業のIT戦略に大きな影響を及ぼす36個のテクノロジと関連キーワードを選定し、日本国内におけるトレンドを示しました (図1参照)。

ガートナーのハイプ・サイクルは2,000を超えるテクノロジを100の分野にグループ化し、その成熟度、企業にもたらすメリット、今後の方向性に関する分析情報を、企業の戦略/プランニング担当者に提供するものです。1995年以来、ガートナーは新しいテクノロジおよび革新的テクノロジに伴う大きな期待、幻滅、最終的な安定という共通のパターンを明示する手段として、ハイプ・サイクルを活用しています。ハイプ・サイクルは年に1回更新され、このサイクルに沿ってテクノロジを追跡するとともに、企業・組織がいつどこにこれらのテクノロジを導入すれば最大の効果と価値を手にすることができるのかについて、指針となる情報を提供します。

2007年より作成している「日本におけるテクノロジのハイプ・サイクル」は、ユーザー企業のCIO、IT部門のリーダー、テクノロジ・ベンダーのマーケティング、製品開発、戦略企画担当者に向けて、先進テクノロジのポートフォリオを策定する際に考慮すべきトレンドを業種横断的な視点で示しています。

ガートナー ジャパンのリサーチ部門リサーチ ディレクターで「Gartner Symposium/ITxpo 2013」のチェアパーソンを務める鈴木 雅喜は次のように述べています。「ガートナーではかねて、インフォメーション (ビッグ・データ)、クラウド、ソーシャル、モバイルの4大テクノロジの強固な結び付きをNexus of Forces (力の結節) と称し、イノベーションの原動力とすることを提言してきました。実際、Nexus of Forcesは企業や社会を急速に変え始めています。さらに今後は『モノのインターネット (インターネット・オブ・シングス)』や3Dプリンティングなども含めた『デジタル・テクノロジ』が、企業活動やIT部門の在り方を驚くほど変えていくでしょう。企業間の競争はこれまでとは異なるものとなり、そこには大きな機会とリスクが生まれます。『日本におけるテクノロジのハイプ・サイクル:2013年』では、日本国内において特に高い関心を集めているテクノロジや、潜在的に非常に大きな影響力を持っているとガートナーが判断したテクノロジに焦点を当てています」


2013年に新たに追加されたテクノロジのうち、特に注目すべきものとして、3Dプリンティングとモノのインターネットが挙げられます。

3Dプリンティング (オフィス/コンシューマー市場)
3Dプリンティングは、現在、「過度な期待」のピーク期にあり、ピークに向かっています。3Dプリンティング技術は、1990年代から製品の試作や少量部品の製造に使用されてきました。技術開発が進み、低価格のデスクトップ型の製品が登場し、3Dプリント出力サービスや3Dプリンタを使用できる施設が設置されるなど、誰でも試作品やカスタマイズ品を作ることができるようになっています。しかし、3D造形物を作製するためには、CAD (コンピュータによる設計) データなどの3Dデータの作成に習熟し、また試作品や最終製品として使用可能な材料が必要であることを認識しておかなくてはなりません。企業は、3Dプリンタの社内利用の可能性や必要性について、例えば迅速に試作品を作製する必要があるかどうか、マーケティングやクリエイティブ部門で使用する可能性があるかどうかを検討し、自社のビジネスに利用できるかを判断すべきです。

モノのインターネット
モノのインターネットは、現在、黎明期にあります。これまでインターネットに接続されていたのはクライアントやサーバなどのコンピュータでしたが、センサやワイヤレスなどのテクノロジの進化に伴って、これからはビジネスや生活を取り巻くあらゆるモノがインターネットに接続されるようになってきます。今後、さらにより多くのモノがインターネットにつながるようになり、これによって企業とテクノロジの関係にも大きな変化がもたらされることが想定されます。企業はこの変化を的確に捉えて自らの計画を進める必要がありますが、一方で、その実現においてはテクノロジの成熟度によって導入可能なタイミングが異なり、場合によっては数年後になることも考慮して計画を策定すべきです。また、実現するテクノロジが存在する場合にも、センサや通信デバイスと対象となるモノのライフサイクルが大きく異なるといったリスクや、収集した情報の秘匿性などセキュリティに関する観点での考慮も重要となります。

また、先に記したNexus of Forcesに関連するテクノロジとして、ビッグ・データ、クラウド・コンピューティング、エンタプライズ・ソーシャル・ソフトウェア、モバイル・コンピューティングが挙げられます。それぞれテクノロジのハイプ・サイクル上のポジションについて説明します。

ビッグ・データ
IT業界だけではなく、テレビや新聞、雑誌といった一般的なメディアにおいても、ビッグ・データや、データを活用するために必要となる人材 (例えばデータ・サイエンティスト)、さらには統計学について特集が組まれることがしばしばあり、一般企業の経営者にとっても見過ごすことのできないトレンドの1つとなっています。しかしながら、一般に取り上げられるビッグ・データは、流通・小売りにおける消費者の行動や嗜好に関するものが多く、他業種では参考にならないという声が多いと同時に、個人情報の適正な取り扱いについても議論の余地がある状況です。このため、ビッグ・データは典型的な「過度な期待」のピーク期にあると評価しています。ビッグ・データの可能性は、ビジネスのあらゆる局面に存在します。市場のハイプに惑わされることなく、自社が優先的に対処すべきビジネス課題において、どのようなデータが意思決定の改善に役立つのか、既存のITの枠組みにとらわれることなく、探索を始めるべきです。

クラウド・コンピューティング
クラウド・コンピューティングは、幻滅期にあります。このことは、その前の「過度な期待」のピーク期に見られた状況、例えば、ユーザー企業であればクラウドでコスト削減が必ずできる、またプロバイダー企業であれば、クラウドで必ず儲かるといった「過度な期待」の時期が過ぎ、冷静な判断が行われるようになってきていることを意味します。多くの企業が引き続きクラウド・コンピューティングに期待していますが、議論と実践はより地に足の付いたものとなってきています。ここでは本物と偽物が区分されることになるため、クラウドを標榜する多くのプレーヤーは戦略の見直しが必要になっています。ガートナーでは、クラウド・コンピューティングは短期的に幻滅するものの、中長期的にはNexus of Forcesを構成する重要なテクノロジと考え方であることに変わりがないと考えています。企業は、クラウド・コンピューティングの潜在性を業務システムの維持とコスト削減だけでなく、新たなビジネス成長と革新のきっかけとしても捉えるべきです。

エンタプライズ・ソーシャル・ソフトウェア
エンタプライズ・ソーシャル・ソフトウェアは、「過度な期待」のピーク期を過ぎ、幻滅期に向かっています。これは、ピーク期に多くの企業が社内コミュニケーションの活性化のために漠然と導入してはみたものの、一部の参加者が趣味や遊びなど特定の話題に終始し、企業の改善活動のベースとなる「談論風発」ツールとして根付くまでには至っていないためです。「導入後は利用者任せ」ではうまくいかないのが、このソフトウェアの特徴です。エンタプライズ・ソーシャル・ソフトウェアでビジネス価値を生み出すには、ビジネス・シナリオに沿った具体的な目的を設定し、それに向けてコミュニティを組織するとともに、多くのアイデアを募集し、コミュニティのリーダーが建設的な方向で取りまとめるというような進め方をすべきでしょう。

モバイル・コンピューティング
モバイル・コンピューティングは「過度な期待」のピーク期にあります。ガートナーが2013年5月に行った調査によると、企業におけるスマートフォン、タブレット・デバイスの導入は、従業員数2,000人以上の企業で既に半数を超えており、毎年その導入率は大きく伸びています。ただし、その一方で、企業内での利用率では、「全従業員の20%未満」と回答した企業が8割も存在し、特定の部門/用途に限定されている状況です。ビジネスの場面で、積極的な活用を行う企業が急速に増えている一方で、導入目的や用途についての議論が継続している企業も多いとみています。また、関連テクノロジも進化の途上にあります。企業は今後、モバイル導入の目的を、業務の生産性向上や効率化のみならず、競合他社との差別化など、より戦略的な視点で策定していく必要があります。


その他の詳細は、ガートナーのレポート「日本におけるテクノロジのハイプ・サイクル:2013年」に記載されています。このレポートは、以下のWebサイトのサービス契約顧客に提供されています。http://www.gartner.co.jp/research/jcor/


また、本日より10月17日まで、東京・赤坂で開催している『Gartner Symposium/ITxpo 2013』において、ガートナーの国内外のアナリスト、コンサルタントが参集し、本内容をはじめ、企業のITリーダーに向けた多くの知見を提供いたします。

『Gartner Symposium/ITxpo』について
『Gartner Symposium/ITxpo』はCIOおよびIT上級役員が一堂に会する、世界で最も重要なシンポジウムです。このイベントでガートナーは、グローバルなITリサーチ/アドバイザリ企業として、中立・公正な立場から客観的かつ信頼性の高い知見を提示します。『Gartner Symposium/ITxpo』は、参加各社が年間計画を策定する上で重要な役割を果たしています。
10月15〜17日 東京 (日本): www.gartner.co.jp/symposium

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参考資料 【海外発プレスリリース】 本資料は、ガートナーが発信したプレスリリースを一部編集して、和訳したものです。本資料の原文を含めガートナーの発信したリリースはすべて以下でご覧いただけます。 http://www.gartner.com/it/section.jsp


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