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ホーム2014年 プレス・リリース −ガートナー、 モノのインターネット (IoT) がデータセンターを変革するとの見解を発表

2014年4月8日
ガートナー ジャパン株式会社
広報室

ガートナー、
モノのインターネット (IoT) がデータセンターを変革するとの見解を発表
2020年までにIoTのデバイス数は260億ユニットを超え、データセンターの
あらゆる側面で新たな課題が発生
『ガートナー ITインフラストラクチャ & データセンター サミット 2014』において
データセンターのトレンドについて解説

米国コネチカット州スタンフォード発 − 2014年3月18日 − ガートナーは本日、モノのインターネット (Internet of Things: IoT) がデータセンター市場とその利用者、テクノロジ・プロバイダー各社、各種テクノロジ、セールス/マーケティング・モデルのすべてを変革する潜在性を有しているとの見解を発表しました。ガートナーの試算では、2020年までにIoTを構成するデバイスの数は260億ユニットに上るとともに、IoT向けの製品やサービスを提供するサプライヤーの収益は右肩上がりで3,000億米ドルを超える見込みです (大部分はサービスによる売り上げ)。

ガートナーのリサーチ ディレクター、ファブリチオ・ビスコッティ (Fabrizio Biscotti) は次のように述べています。

「IoTが普及するのに伴い、リアルタイムの処理と分析が求められる膨大な量のデータが生成されます。このように膨大な量のIoTデータをリアルタイムに処理することで、データセンターにおける処理負荷の割合が高まり、プロバイダー各社はセキュリティや処理能力と容量、アナリティクスなどの新たな課題に直面することになります」

IoTは物理的に離れているさまざまな資産を接続し、これらの資産と一元管理システムの間のデータ・ストリームを提供します。これらの資産は組織の新旧両方のプロセスに統合され、それぞれの状態や位置、機能などに関する情報を送信します。リアルタイムの情報によって現在の状態をより正確に把握できるようになるだけでなく、利用状況の最適化と精度の高い意思決定支援を通じて、効率的な活用が可能になり生産性が高められます。ビジネス・アナリティクスとデータ・アナリティクスは、ビジネスの要件に関するIoT環境からのデータ・フィードへの知見を提供するだけでなく、IoTの高価値なデータと情報の変動を予測する上で役立ちます。

ガートナーのバイスプレジデント兼上級アナリスト、ジョー・スコルパ (Joe Skorupa) は次のように述べています。

「膨大な数のデバイスと膨大な量のIoTデータ、その速度、構造が組み合わさり、リアルタイムのビジネス・プロセスの重要性が増すことにより、特にセキュリティ、データ、ストレージ管理、サーバ、データセンター・ネットワークの分野は大きな課題に直面することになります。IoTの世界でビジネスにおける優先事項をいち早く実現するために、データセンターのマネージャーは、これらの分野でよりいっそう将来を見越して能力・容量を管理する必要があります。

ガートナーが明らかにした潜在的な課題は、次のとおりです。

• セキュリティ:今日の都市環境のさまざまな場所で膨大な数のデバイスが利用され、そのデジタル化と自動 化が進むことにより、多くの業種で新たなセキュリティ上の課題が生み出されるでしょう。

• エンタプライズ:無数のデバイスが展開された結果、ビッグ・データが生成されてセキュリティの複雑さが飛躍的に高まり、セキュリティにおける数々の重大な課題が解消されないままになるでしょう。これは、今後高まるであろう可用性へのニーズにも影響を及ぼし、リアルタイムのビジネス・プロセスはもとより、潜在的に個人の安全さえもリスクに直面することになるでしょう。

• 消費者のプライバシー:
スマート・メータ機器やますますデジタル化が進む自動車では既に現実化しているように、IoTではデバイスの利用に関する個人情報を提供する膨大な量のデータが生成されますが、これらのデータのセキュリティを確保しなければプライバシーが侵害される危険性があります。IoTで生成される情報はサービス品質とデバイスの管理性を高める鍵でもあるため、これは特に難しい問題です。

• データ:IoTがストレージに与えるインパクトは、格納するデータのタイプに応じて2つの側面があります (消費者主導の個人データと企業主導のビッグ・データ)。消費者がアプリケーションを利用し、ユーザーに関する情報をデバイスが学習していくことで、有意なデータが生成されます。

• ストレージ管理:IoTは、より大きなストレージ容量への需要の高まりにつながるもう1つの要因として、ストレージ・インフラに影響を与えます。IoTデータが広くやりとりされるようになる中で、この課題に対応していく必要があります。今日、その焦点は、ストレージの容量、ならびに企業が優れた費用対効果でIoTデータから価値を引き出し活用できるかどうかという部分に置かれています。

• サーバ・テクノロジ:サーバ市場におけるIoTの影響は、その大部分が主要な業種、およびIoTが高い収益をもたらしたり大きな付加価値を生み出したりする業種の企業・組織への投資の増加に集中するでしょう。

• データセンター・ネットワーク:既存のデータセンターWAN回線は、ユーザーとアプリケーションのやりとりに応じた適度な帯域幅の需要に合わせて規模が決まります。IoTでは膨大な量の小規模なメッセージ・センサ・データが処理のためにデータセンターに送られるため、このパターンが劇的に変わり、データセンターにおける受信側の帯域幅のニーズが飛躍的に高まります。

膨大なネットワーク接続とデータが存在するIoT環境では、分散型のデータセンター管理アプローチが促進されるため、プロバイダー各社は効率的なシステム管理プラットフォームを提供する必要があります。

前出のジョー・スコルパは次のように述べています。

「IoTでは、世界各地に分散されているさまざまなソースから膨大な量の入力データが生成される可能性があります。これらのデータすべてを1カ所に送って処理することは、技術面からもコスト面からも現実的ではありません。複数のアプリケーションを一元化してコストを削減しながらセキュリティを高めるという昨今のトレンドは、IoTと両立させることができません。このため企業・組織は、分散されている複数の小規模なデータセンターにデータを集約させて一次処理することを余儀なくされるでしょう。このような一次処理の後に適切なデータを中央のサイトへ送り、さらに処理することになります」

このような新しいアーキテクチャによって、運用スタッフは、今後、環境全体を1つの均一な存在として管理しながら個々の場所をモニタリングして制御しなければならず、これが運用スタッフにとっての新たな大きな課題となります。さらに、このような大量のデータのバックアップを取ることは、例えばネットワークの帯域幅やリモート・ストレージの帯域幅といった、解消できない恐れがある管理面での課題を引き起こします。そもそも、すべての未加工データのバックアップを取ることはコスト面から実現が難しいでしょう。結果として、企業・組織は、価値があり必要と思われるデータの選択的なバックアップを自動化せざるを得なくなるでしょう。このようなデータのシフトと分類によってビッグ・データの処理負荷がさらに高まり、より多くの処理能力やストレージ、またネットワークのリソースが消費されるだけでなく、これらのリソースを管理する必要も生じます。

前出のファブリチオ・ビスコッティは次のように述べています。

「データセンターの運用担当者およびプロバイダーは、よりいっそう将来を見越して能力・容量を管理するプラットフォームを展開する必要に迫られるでしょう。このようなプラットフォームには、IT標準とオペレーショナル・テクノロジ (OT) 標準を一致させるデータセンター・インフラストラクチャ管理 (DCIM) システムによるアプローチ、また優先度とビジネス・ニーズに基づいてIoTのデータ・ポイントを処理する設備機器を事前対応的に提供する上で欠かせない通信プロトコルが含まれます。現在既にデータセンターの計画段階にある、統計的能力管理プラットフォームから派生したスループット・モデルやインフラストラクチャ能力ツールキットには、ビジネス・アプリケーションとこれらに伴うデータ・ストリームが含まれます。仮想化およびクラウド・サービスへの移行を背景に、これらの包括的なシナリオはデザインとアーキテクチャの変化に影響を及ぼします。これによって複雑さが軽減されるとともに、必要な能力と容量をオンデマンドに提供することで、信頼性とビジネスの継続性が確保されます」

その他の詳細については、ガートナーのレポート「The Impact of the Internet of Things on Data Centers」をご覧ください。このレポートはガートナーのWebサイト ( http://www.gartner.com/doc/2672920 ) でご覧いただけます。

2014年4月23〜25日に品川で開催される『ガートナー ITインフラストラクチャ & データセンター サミット 2014』では、データセンターに関する講演も各日で予定しています。

『ガートナー ITインフラストラクチャ & データセンター サミット 2014』について

『ガートナー ITインフラストラクチャ & データセンター サミット 2014』では、今後のデジタル時代の中核を担うITインフラストラクチャとデータセンターに関して、企業がこれから向かうべき方向を明確にするために、国内外のアナリストからの提言を交え、議論を深めます。

まさに、今、テクノロジの進化は「デジタル」という新たなステージへと突入し、すべてがデータ化され始めています。そして、モバイル、クラウド、ソーシャル、ビッグ・データといった鍵となるテクノロジを効果的に導入していくためには、これまでのITインフラの在り方を見直すにとどまらず、それにかかわる組織や人の再定義も含めて議論することが重要となっています。本サミットでは、こうしたテクノロジに関するこれまでの取り組み、現在の悩み、今後の展望をあらためて問い、デジタル時代へ向けて飛び立つために必要な知見を提供いたします。

本サミットに関するその他の詳細はhttp://gartner-em.jp/dc2014/ をご覧ください。

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参考資料 【海外発プレスリリース】 本資料は、ガートナーが発信したプレスリリースを一部編集して、和訳したものです。本資料の原文を含めガートナーの発信したリリースはすべて以下でご覧いただけます。 http://www.gartner.com/it/section.jsp


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