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ホーム2014年 プレス・リリース −ガートナー、デジタル・ビジネス経済により、すべてのビジネス部門が テクノロジ・スタートアップになるとの見解を発表

2014年10月28日
ガートナー ジャパン株式会社
広報室

ガートナー、デジタル・ビジネス経済により、すべてのビジネス部門が
テクノロジ・スタートアップになるとの見解を発表


『Gartner Symposium/ITxpo』 (東京・台場、10月28〜30日) でアナリストが提言
CIOは、自社内のデジタル・スタートアップを推し進めよ

ガートナー ジャパン株式会社 (所在地:東京都港区、代表取締役社長:日高 信彦) は本日、2015年の世界のIT支出は2014年から3.9%増の3兆9,000億ドルを超え、この支出の大部分がデジタル産業経済に向けたトレンドによるものになるとの見解を発表しました。

デジタル・ビジネス経済がIT業界にもたらすインパクトは劇的です。2013年以降、新たにオンライン化された物理的なモノの数は6億5,000万に上ります。3Dプリンタは10億ドル規模の市場に成長し、自動車の10%はオンラインでつながり (コネクテッド)、CDOの数 (最高データ責任者:Chief Data Officerと最高デジタル責任者:Chief Digital Officerを合わせた数) は倍増しました。

2015年、これらのすべてがまた倍増するでしょう。

ガートナーのシニア・バイスプレジデントでリサーチ部門の最高責任者であるピーター・ソンダーガード (Peter Sondergaard) は、先に米国フロリダ州オーランドで開催された『Gartner Symposium/ITxpo』において8,500人以上のCIO (最高情報責任者) とITリーダーを前に、これらの地殻変動が現在進行中であり、永続的な構造変化をもたらしていると解説しました。

ガートナーはデジタル・ビジネスを、仮想世界と物理的世界が融合され、モノのインターネット (IoT) を通じてプロセスや業界の動きを変革する新しいビジネス・デザインであると定義しています。

前出のソンダーガードは次のように述べています。「企業によるIoTのデザイン、導入、運用に対する2014年度の支出は400億ドルを超え、あらゆる設備・機器、価値あるすべてのモノには、センサが内蔵されるでしょう。これは、多くの資産を有する大手企業では、IPアドレスを有するモノの数が、2020年までに50万以上に上ることを意味しています」

すべてのビジネス部門は、テクノロジ・スタートアップ

IT支出に関して、劇的なシフトが起こっています。前出のソンダーガードは、ITの需要とコントロールがIT部門から離れ、デジタル化に取り組む顧客に近いビジネス部門へシフトしていると述べています。

「既にIT支出全体の38%がIT部門以外で発生しており、大部分がデジタルに向けて使われています。この割合は、2017年までに全体の50%以上に達するでしょう。デジタル・スタートアップは、自社の内部に存在します。例えば社内のマーケティング部門、人事 (HR) 部門、ロジスティクス部門、営業部門が、デジタル化に取り組むようになり、それぞれのビジネス部門が『テクノロジ・スタートアップ』として機能することになります」

ガートナーは、ITベンダーの営業担当者の半数が、IT部門ではなくビジネス部門へ直接、積極的に営業活動を展開すると予測しています。数百万の営業担当者、数十万のリセラーとチャネル・パートナーが、流動的なデジタルの世界における新たな資金の流れを求めており、熱心なバイヤーを探し当てています。

「2つの流儀」の組織になる

「2つの流儀」のIT部門は、自らが何を提供できるのかという部分と、企業が本当に何を必要としているのかという部分の間に存在するギャップ (デジタル・デバイド) を埋めることができます。1つは従来型の流儀で、信頼性が高く、予測可能で、安全なシステムを求める考え方です (質の高いIT部門)。もう1つの流儀は、突発的な事象がいつ発生するか分からない不連続な状態を前提に、アジリティ (俊敏性) とスピードに重点を置く考え方です (スタートアップ企業と同じ)。

ソンダーガードは、スマート・マシンを例にデジタル・ビジネスによって引き起こされる破壊的な変化について説明しました。スマート・マシンは極めて影響度の大きい新たなテクノロジとして、物理的分野と知的分野の両方に及ぶ幅広い仕事を実行します。例えば、学校のコンピュータは多くの学年の複数の試験の採点を行ってきましたが、現在は分析が必要な、構造化されていない試験である作文の採点までを行っています。

また、ソンダーガードは次のように述べています。「これで採点の精度が高まっただけでなく、スマート・マシンが採点するようになって、学生たちはより真剣に作文に取り組むようになりました。他の専門的な仕事についても実現は遠い話ではなく、金融アナリストや医療診断、データ・アナリティクスなどの仕事が影響を受けることになります ―― 知的作業は自動化されるでしょう」

スマート・ロボットは物理的な作業をする工場だけではなく、オフィスや一般家庭にまで入り込むことになるでしょう。意思決定はスマート・マシンによって自動化されるようになり、肉体労働だけでなく、ナレッジ・ワーカーの複雑な仕事にも影響を及ぼすことになるでしょう。

デジタル・ビジネスがさまざまな職業に与える影響

個々の職業によって、デジタル・ビジネスが与える影響は異なります。2018年までに、デジタル・ビジネスで必要なビジネス・プロセス・ワーカーの数は半減するでしょう。その一方で、2018年までにデジタル・ビジネスによって、デジタル化に向けた仕事は500%増加するでしょう。

デジタル・ビジネスで最も必要となるスキル

現在、CIOが採用もしくはアウトソースを検討すべき、最も必要とされるスキルは次のとおりです。

  • モバイル
  • ユーザー・エクスペリエンス
  • データ・サイエンス

3年後の時点で最も必要となるスキルは次のとおりです。

  • スマート・マシン (IoTを含む)
  • ロボティクス
  • オートメーテッド・ジャッジメント
  • 倫理

今後7年の間に、新たに専門化された仕事が急成長するでしょう。デジタル環境で急成長する仕事のトップは次のとおりです。

  • インテグレーション・スペシャリスト
  • デジタル・ビジネス・アーキテクト
  • 法令アナリスト
  • リスク・プロフェッショナル

会場に集まったCIOを前に、ソンダーガードは次のように説明しました。
「ビジネス部門内の新しいデジタル・スタートアップは、データ・アナリスト、ソフトウェア開発者、クラウド・ベンダー管理スタッフを切望しており、しばしばIT部門よりも早い段階でこれらの専門職を雇っています。また、これらの新しいデジタル・スタートアップはスマート・マシンを試し、IT部門が所持していないテクノロジのノウハウを求めているでしょう。

私たちは、2020年のデジタル組織に向けた能力を、今構築しなければなりません。これはデジタル・テクノロジがかかわる部門だけではなく、企業組織全体の問題です。デジタル・リーダーシップの鍵となるのが、このようなスキルを持った人材です。信頼を構築するとともに、2つの異なる流儀を持つ組織づくりを進める必要があります」

『Gartner Symposium/ITxpo』について
『Gartner Symposium/ITxpo』はCIOをはじめとするITリーダーが一堂に会する、世界で最も重要なITイベントです。このイベントでガートナーは、グローバルなITリサーチ/アドバイザリ企業として、中立・公正な立場から客観的かつ信頼性の高い知見を提示するとともに、主要なテクノロジ・ベンダー各社の最新ソリューションに触れることができる場を提供いたします。『Gartner Symposium/ITxpo』は、企業が自社の現状と将来の展望を検証、確認、再定義する上で非常に有意義なイベントとして高い評価を得ています。 『Gartner Symposium/ITxpo 2014』(10月28〜30日、東京・台場) に関する詳細は、以下でご覧いただけます。 http://www.gartner.co.jp/symposium

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参考資料 【海外発プレスリリース】 本資料は、ガートナーが発信したプレスリリースを一部編集して、和訳したものです。本資料の原文を含めガートナーの発信したリリースはすべて以下でご覧いただけます。 http://www.gartner.com/it/section.jsp


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