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2014年10月28日
ガートナー ジャパン株式会社
広報室

ガートナー、2015年の戦略的テクノロジ・トレンドのトップ10を発表

『Gartner Symposium/ITxpo』(10月28〜30日、東京・台場) において
トップの業界トレンドを明らかに

米国フロリダ州オーランド発 − 2014年10月8日 − ガートナーは、2015年に企業・組織にとって戦略的な重要性を持つと考えられるテクノロジ・トレンドのトップ10を発表しました。これは、世界各地で開催している『Gartner Symposium/ITxpo』において明らかにされています。

ガートナーは、今後3年間で企業に大きな影響を与える可能性を持つテクノロジ・トレンドを「戦略的テクノロジ・トレンド」と呼んでいます。ここで言う「大きな影響」とは、ビジネスやエンドユーザー、ITに革新を起こすもの、多大な投資の必要が生じるもの、導入が遅れた場合に機会損失などのリスクにつながるものを含んでいます。これらのテクノロジは、企業の長期的なプラン、プログラム、イニシアティブに影響を及ぼします。

ガートナーのバイスプレジデント兼ガートナー・フェローのデイヴィッド・カーリー (David Cearley) は次のように述べています。
「ガートナーは、企業が戦略的プランニングのプロセスで無視することができないトップ10のテクノロジ・トレンドを明らかにしました。これらトップ10すべてのテクノロジ・トレンドに同じ割合で投資して採用する必要があるというわけではありませんが、企業は今後2年の間にそれぞれを十分に検討し、吟味する必要があります」

カーリーは、2015年のトップ・トレンドがカバーするテーマとして、現実世界と仮想世界の融合、あらゆる場所のインテリジェンス、新たなITリアリティの出現という3つのテーマを挙げています。

2015年に注目すべき戦略的テクノロジ・トレンドのトップ10は次のとおりです。

あらゆる場所のコンピューティング

モバイル・デバイスの利用が幅広く普及していく中で、企業・組織はデバイスのみに集中するのではなく、多様なコンテキストと環境の中でモバイル・ユーザーのニーズに応えることの重要性が高まると、ガートナーは予測しています。

カーリーは次のように述べています。
「携帯電話とウェアラブル・デバイスは、今や家電およびオフィスや公共スペースのオンライン・スクリーンなどを含む、拡張コンピューティング環境の一部になっており、このような環境全体でモバイル・ユーザーのニーズに応える必要性が高まっています。ユーザーがエンドポイントで使っているデバイスを管理することが難しくなってきている現在、IT部門にとってこのような状況は管理面の課題として引き続き重要性が増していくでしょう。また、ユーザー・エクスペリエンスのデザインにも、さらに注意を向けていく必要があります」

モノのインターネット

すべてをデジタル化することで生み出されるデータ・ストリームとサービスの組み合わせによって、「管理」「収益化」「運用」「拡張」という4つの基本的な利用モデルが生まれます。これら4つの基本モデルは、4つの「インターネット」(人、モノ、情報、場所) のいずれにも適用できます。4つの基本モデルを活用して潜在的価値を引き出せるのはモノのインターネット (IoT)、すなわち資産とマシンのみであると考えを限定しないようにすべきです。例えば、従量課金モデルは資産 (例:産業機器)、サービス (例:走行距離に応じた保険)、人 (例:引っ越し業者)、場所 (例: 駐車場)、システム (例:クラウド・サービス) に適用できます。あらゆる業種 (重工業、混合型、サービス) の企業が4つの基本モデルを活用できます。

3Dプリンティング

2015年、世界の3Dプリンタの出荷実績は98%増加する見込みで、2016年には倍増するでしょう。比較的低価格の3Dプリンティング・デバイスの市場が引き続き急成長し、産業界での利用が大幅に拡大していく中、3Dプリンティングは今後3年の間に1つの転換点に達するでしょう。これからも、デザインの改善、プロトタイピングの合理化、短期生産を通じたコスト削減を実現する上で、3Dプリンティングは現実的で実行可能、かつ費用対効果に優れた手段であることが、産業、生物医学、消費者市場などの新しいアプリケーションで明確に示されていくでしょう。

高度でパーベイシブな不可視のアナリティクス

組み込みシステムから生成されるデータ量が増加するとともに、企業内外を通じて膨大な量の構造化/非構造化データが分析されるのに伴い、アナリティクスに対する注目が高まることになるでしょう。カーリーは次のように述べています。
「現在、すべてのアプリケーションが分析アプリケーションであることが求められています。企業・組織はIoTやソーシャル・メディア、ウェアラブル・デバイスなどから入ってくる膨大な量のデータを最適な形でふるいにかけ、適切な情報だけを適切なユーザーに適切なタイミングで提供しなければなりません。アナリティクスは、目に見えない形で深く、あらゆるところに組み込まれるでしょう」

このトレンドの実現にとってビッグ・データの重要性は変わりませんが、まず大きな疑問とその答えに焦点を当てる必要があります。ビッグ・データはその後です —— 価値があるのは疑問への答えであり、ビッグ・データではないのです。

コンテキスト・リッチ・システム

ユビキタス (遍在的) な組み込みインテリジェンスと幅広く普及したアナリティクスの統合によって、周囲の状況に応じてアラートを発信し、適切に対応することが可能なシステムの開発が促進されるでしょう。このような新しい能力の初期の形がコンテキスト・アウェア (状況認識型) セキュリティですが、今後他のさまざまなアプリケーションが登場します。アプリケーションはユーザーからのリクエストのコンテキストを理解することで、セキュリティ上の対応を調整するだけでなく、ユーザーに情報を提供する方法も調整できるため、複雑さを増している現在のコンピューティング環境が大幅に簡素化されます。

スマート・マシン

スマート・マシンの世界にとって、周囲の状況を理解し、深いレベルのアナリティクスをこれに適用することは必須条件です。この基盤と高度なアルゴリズムを組み合わせることによって、システムは周囲の環境を理解し、自己学習を進め、自発的にアクションを起こすことが可能になります。既に実現されている自律走行車のプロトタイプ、高度なロボット、仮想パーソナル・アシスタント、スマート・アドバイザなどは今後急速に進化し、マシン・ヘルパーの新時代を切り開いていくでしょう。スマート・マシンの時代は、ITの歴史において最も画期的なものになるでしょう。

クラウド/クライアント・コンピューティング

クラウド/モバイル・コンピューティングの統合は、これからもあらゆるデバイスに実装可能な、中央で一元的に調整されたアプリケーションの成長を促進するでしょう。カーリーは次のように述べています。
「クラウドは、柔軟な拡張性に富むセルフサービス・コンピューティングの新しいスタイルですが、社内外両方のアプリケーションが、この新しいスタイルをベースに構築されるようになります。ネットワークと帯域幅のコスト面から見た場合、クライアント・デバイスのインテリジェンスとストレージを効果的に活用するアプリケーションにはこれまでと変わらずメリットがありますが、調整と管理はクラウド・ベースで行われるようになるでしょう」

近い将来、クラウド/クライアント・コンピューティングでは、デバイス間におけるアプリケーションの移植性を高めるため、複数のデバイス間でのコンテンツとアプリケーションのステータスの同期化に焦点が当てられるようになるでしょう。時間の経過とともに、アプリケーションは複数のデバイスの同時利用をサポートできるように進化するでしょう。今日、「セカンド・スクリーン現象」では、モバイル・デバイスを活用してテレビの視聴環境を調整する点に焦点が当てられていますが、将来はゲームやエンタプライズ・アプリケーションなども複数のスクリーン、ウェアラブル、他のデバイスを活用し、より進んだ利用環境を提供するようになるでしょう。

ソフトウェア定義のアプリケーション/インフラストラクチャ

アプリケーションから基本インフラストラクチャまで、企業・組織がデジタル・ビジネスを成功に導くために欠かせない柔軟性を実現する上で、アジャイル・プログラミングは不可欠な要素です。ソフトウェア定義のネットワーク、ストレージ、データセンター、セキュリティは現在成熟のときを迎えています。クラウド・サービスはAPIコールを通じてソフトウェアによる設定が可能で、アプリケーションも質の高いAPIによって、その機能やコンテンツへプログラム的にアクセスするようになっています。急速に変化しているデジタル・ビジネスのニーズを満たし、システムのスケールアップ (またはスケールダウン) を迅速に実行するためには、コンピューティング・モデルは静的なモデルから動的なモデルへとシフトしなければなりません。アプリケーションを通じて必要なすべての要素をネットワークから動的に組み立てて設定できるルール、モデル、コードが必要になります。

WebスケールIT

WebスケールITは、企業内のIT部門が大規模なクラウド・サービス・プロバイダーと同じ能力を提供する、グローバル・クラスのコンピューティングの一形態です。多くの企業・組織がAmazonやGoogle、Facebookのような大手Web企業と同じように考え、行動し、アプリケーションとインフラストラクチャを構築するようになるでしょう。WebスケールITは短い期間に起こるものではなく、商用ハードウェア・プラットフォームが新しいモデルを採用し、クラウド向けに最適化されたソフトウェア定義型のアプローチが主流となる流れの中で進化・発展していきます。多くの企業にとってWebスケールITの将来に向けた最初のステップとなるのがDevOpsであり、調和が取れた環境で開発と運用を統合することにより、アプリケーションとシステムの、迅速かつ継続的でインクリメンタル (増分追加型) な開発を実現します。

リスク・ベース・セキュリティ/セルフプロテクション

デジタルな未来への道は、すべてセキュリティを通過します。ただし、デジタル・ビジネスの世界において、セキュリティがいかなる進行をも阻む障害物であってはなりません。企業は、100%完全なセキュリティを確保した環境の提供は不可能であるということを実感するようになるでしょう。これを認めることによって初めて、より洗練されたリスク評価/軽減ツールを活用し始めることが可能になります。技術面から見た場合、周辺環境の保護態勢が不十分であること、またセキュリティにおいてアプリケーションがより積極的な役割を果たす必要があることを認識することによって、新しい多面的なアプローチが可能になります。セキュリティ・アウェアなアプリケーション・デザイン、動的/静的なアプリケーションのセキュリティ・テスト、ランタイム・アプリケーション・セルフプロテクションと状況認識型で適応性に優れたアクティブなアクセス・コントロールの組み合わせ ―― 今日の危険に満ちたデジタルの世界では、これらのすべてが必要です。こうした必要性によって、セキュリティをアプリケーションに直接組み込んだ新しいモデルが登場します。境界防御とファイアウォールではもう十分ではなく、すべてのアプリケーションに自己認識と自己防衛の能力が必要になります。

なお、本日10月28日より30日まで東京・台場で開催中の「Gartner Symposium/ITxpo 2014」において、ガートナーの世界的なトップ・アナリスト陣、日本市場を熟知した日本のアナリスト陣が、デジタル・ビジネスとデジタル・テクノロジについて、さらにIT全般に関する従来の観点も含めて、幅広い提言を行います。本内容についてもバイスプレジデント兼ガートナー・フェローのデイヴィッド・ミッチェル・スミス (David Mitchell Smith) が、28日の17時55分より「2015年の戦略的テクノロジ・トレンドのトップ10」で解説します。

『Gartner Symposium/ITxpo』について
『Gartner Symposium/ITxpo』はCIOをはじめとするITリーダーが一堂に会する、世界で最も重要なITイベントです。このイベントでガートナーは、グローバルなITリサーチ/アドバイザリ企業として、中立・公正な立場から客観的かつ信頼性の高い知見を提示するとともに、主要なテクノロジ・ベンダー各社の最新ソリューションに触れることができる場を提供いたします。『Gartner Symposium/ITxpo』は、企業が自社の現状と将来の展望を検証、確認、再定義する上で非常に有意義なイベントとして高い評価を得ています。 『Gartner Symposium/ITxpo 2014』(10月28〜30日、東京・台場) に関する詳細は、以下でご覧いただけます。 http://www.gartner.co.jp/symposium

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参考資料 【海外発プレスリリース】 本資料は、ガートナーが発信したプレスリリースを一部編集して、和訳したものです。本資料の原文を含めガートナーの発信したリリースはすべて以下でご覧いただけます。 http://www.gartner.com/it/section.jsp


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