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2016年10月5日
ガートナー ジャパン株式会社
広報室

ガートナー、「日本におけるテクノロジのハイプ・サイクル:2016年」を発表

本日より7日まで東京・高輪で開催する『Gartner Symposium/ITxpo 2016』において
幅広い視点から知見を提供

ガートナー ジャパン株式会社 (所在地:東京都港区、代表取締役社長:日高 信彦) は本日、「日本におけるテクノロジのハイプ・サイクル:2016年」を発表いたしました。本レポートでは、近年ガートナーがその重要性を強調しているNexus of Forces (力の結節:モバイル、ソーシャル、クラウド、インフォメーションという4つの力の強固な結び付き) との関連性と、デジタル・ビジネスの進展への貢献という視点から、代表的な38のキーワード (テクノロジ、方法論、プラクティス、コンセプト) を選定し、日本国内におけるトレンドを示しています (図1参照)。

図1. 日本におけるテクノロジのハイプ・サイクル:2016年

出典:ガートナー (2016年9月)

ガートナーのハイプ・サイクルは、市場に新しく登場したテクノロジがまず過熱気味にもてはやされ、熱狂が冷める時期を経てから、市場が確立し、市場分野における意義や役割が理解されるようになるまでの典型的な経過を示したものです。ハイプ・サイクルのメッセージは、至って単純明快です。企業はハイプが起こっているというだけの理由でそのテクノロジに投資すべきではなく、初期の過剰な期待にかなっていないというだけの理由でそのテクノロジを無視すべきでもありません。自社に利益をもたらす可能性のあるテクノロジを見極めた上で、積極的かつ早期に投資することが重要です。一方、自社にとって影響の小さいテクノロジについては、早期に導入した他社の状況を見つつ、テクノロジの成熟が進むまで自社での採用を見合わせることも得策となり得ます。

2007年より発表している「日本におけるテクノロジのハイプ・サイクル」は、ユーザー企業のCIO、IT部門のリーダー、テクノロジ・ベンダーのマーケティング、製品開発、戦略企画担当者に向けて、先進テクノロジのポートフォリオを策定する際に考慮すべきトレンドを業種横断的な視点で示したものです。

ガートナー ジャパンのリサーチ部門マネージング バイス プレジデント、長嶋 裕里香は次のように述べています。「Nexusの構成要素である、モバイル、ソーシャル、クラウド、インフォメーションに注目してみると、モバイル (モバイル・コンピューティング)、クラウド (クラウド・コンピューティングおよびプライベート・クラウド・コンピューティング)、インフォメーション (代表としてビッグ・データ) は、すべて幻滅期に位置しています。ソーシャル・メディアについては既に生産性の安定期に達していますが、ソーシャル・アナリティクスが、2016年のハイプ・サイクルでは幻滅期に位置付けられています。つまり日本では、モバイル、ソーシャル、クラウド、インフォメーションをビジネスで活用することが重要であるという認識の下、一定以上の企業では活用・実装フェーズに入りつつも、2015年に引き続き、成功するケースと同程度もしくはそれ以上に、取り組みにおいて困難に直面したり、想像との違いに当惑したりすることが多くなってきているといえます。しかし、各要素に対する注目度は依然として高く、モバイル、ソーシャル、クラウド、インフォメーションをそれぞれ個別に、あるいはこれらのいくつかを組み合わせてビジネスに生かすという考え方自体は衰えておらず、今後も多くの企業は、何らかの形でこうしたテクノロジの恩恵を受けるでしょう。

また、Nexusやさらに新たなテクノロジの活用は、デジタル・ビジネスの実現と推進の大きなドライバになるため、Nexusのみならず、新たなテクノロジの登場にも注目する必要があります。特に、モノのインターネット (IoT) や人工知能に関連するテクノロジについては、多くが黎明期に位置付けられており、テクノロジとしての成熟度は十分とは言えませんが、中長期的な視点に立って、今から綿密に調査することが必要です」

長嶋は次のように続けています。「本ハイプ・サイクルで取り上げたテクノロジは、これまでも、そして今後も、企業や利用者にさまざまな側面で影響を及ぼします。黎明期と『過度な期待』のピーク期に位置付けられているテクノロジは、成熟するまでに5年以上の時間を要するものがほとんどですが、革新的なテクノロジも多くあります。ここで注意が必要なのは、こうしたテクノロジは時に市場に混乱をもたらす、ということです。そのためITリーダーは、これまで以上に注意深く、『真の』テクノロジとそのメリットを見極める力を備えなければなりません。そして、このような状況下においては、調査はもちろんのこと、それに加えて可能性を探ることを前提にした実践的なアクションを、より早く、自ら起こすことが求められます。デジタル・ビジネスの実現やこれまでとは異なるテクノロジの活用は容易ではなく、支援サービスの活用が進む可能性があることも事実です。そして、テクノロジによってそれらのサービスに差異が生じることも考えられます。テクノロジの力がこれまでにも増して大きくなり、かつその進化のスピードが速くなっていることから、ITリーダーには判断が求められ、ITリーダーに寄せられる期待も大きくなります。あらためて1つ1つのテクノロジを、そしてより広い視野から複数のテクノロジやサービスの関連性を読み解き、よりスピード感を持った活用や組み合わせの実践をリードすることが、企業のITリーダーに求められていると考えます」

本日10月5日より7日まで東京・高輪で開催する『Gartner Symposium/ITxpo 2016』では、前出の長嶋をはじめ、ガートナーの国内外のアナリストやコンサルタントが、デジタル・ビジネスとデジタル・テクノロジについて、さらにIT全般に関する従来の観点も含めて、幅広い提言を行います。

『Gartner Symposium/ITxpo』について
『Gartner Symposium/ITxpo』はCIOをはじめとするITリーダーが一堂に会する、世界で最も重要なITイベントです。このイベントでガートナーは、グローバルなITリサーチ/アドバイザリ企業として、中立・公正な立場から客観的かつ信頼性の高い知見を提示するとともに、主要なテクノロジ・ベンダー各社の最新ソリューションに触れることができる場を提供いたします。『Gartner Symposium/ITxpo』は、企業が自社の現状と将来の展望を検証、確認、再定義する上で非常に有意義なイベントとして高い評価を得ています。

『Gartner Symposium/ITxpo 2016』(10月5〜7日、東京・高輪) に関する詳細は、 http://www.gartner.co.jp/symposiumでご覧いただけます。

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