ガートナー ジャパン株式会社 (所在地:東京都港区、代表取締役社長:日高 信彦) は本日、日本におけるクラウドERPの利用動向に関する調査結果を発表しました。
本調査は、国内で今後、クラウドERPの利用がどのように拡大するのか、またその背景にはどのような企業ニーズがあるのかを明らかにする目的で、日本企業のIT部門のマネージャーを対象に実施したものです。
クラウドERPの利用について、現在および5年後、10年後の状況を尋ねたところ、「ERPはクラウドでは利用しない」とした企業が現在は73.8%に上りましたが、5年後には24.8%、10年後には15.6%と急減する見込みが示されました。後述する懸念要素もあるため、実際にこのスピード感でクラウドへのシフトが進むとは限りませんが、「自社運用型ERPのほとんどをクラウドERPに置き換える」とした企業が現在の4.3%から10年後には28.0%へと増加する傾向にあることも分かりました (図1参照)。