ガートナー ジャパン株式会社 (所在地:東京都港区、代表取締役社長:日高 信彦) は本日、日本におけるアプリケーション開発に関する調査結果を発表しました。
本調査は、国内のエンタプライズ・アプリケーション開発に関する問題意識および手法などを明らかにする目的で、日本企業のIT部門のマネージャーを対象に実施したものです。
エンタプライズ・アプリケーション開発の品質、コスト、納期 (QCD) のうち、今後最も重視するものを1つ選択する形式で、最大の関心事や課題を尋ねました。その結果、「アプリケーションの特性により異なる」との回答が最も多く、アプリケーションの種類や特性に応じて重視する点は異なる、という意識を多くのユーザー企業が持っていることが明らかになりました (図1参照)。品質、コスト、納期の中では、品質とコストへの関心が高く、納期が最も低くなりました。昨今、開発期間を短縮する重要性が指摘されていますが、開発の現場では納期の短縮やスピードよりも、現状では品質とコストの方が差し迫った問題であることが示されました。