許諾される例
ジョージ(ライセンス・ユーザー)が所属しているグループでは、メンバー全員がIndustry Advisory ServicesのAdvisorレベルのライセンスを有しています。 このグループが、世界製造市場における競争力向上に向けたプロジェクトを立ち上げることになり、 その準備として、主な課題への理解を深めることを目的に、Industryリサーチ・アドバイザー1名とのコンファレンス・コールを設定したいと考えています。 ジョージのグループのメンバー全員が、Industry Advisory ServicesのAdvisorレベルのライセンスを有しているので、これは許諾されます。
ドーン(ライセンス・ユーザー)はIT Leadership Teamソリューションを購入しており、会社からLeader Licensed Userに指定されています。とある案件について、いくつかのベンダー候補を評価中のドーンとIT Leadership Team Memberは、ベンダー選定についてガートナーのリサーチ・アドバイザーに相談する必要があります。Leader Licensed Userであるドーンは、自分に加えてIT Leadership Team Memberのためのコンファレンス・コールのスケジュールを設定しました。全ての参加者がIT Leadership Teamライセンス(LeaderライセンスとMemberライセンス) を有しているので、これは許諾されます。
許諾されない例
フランク(ライセンス・ユーザー)は年間を通じて様々なプロジェクトを担当するエンタープライズ・アーキテクトですが、同僚たちにもコンファレンス・コールに参加してもらい、意思統一を図ると共に、関連する全ての質問に答えが出るようにしたいと考えています。時折、フランクはコンファレンス・コールへの参加を大勢に呼び掛けていますがセッションへの参加条件であるAdvisor レベルのライセンスやチーム・ライセンスを有している参加者はいません ―― これは許諾されません。対象のサービスに対して、適切なアクセス・レベルを有するライセンス・ユーザーのみが、コンファレンス・コールに参加できます。コンファレンス・コールに同僚たちも参加させたい場合は、アカウント・エグゼクティブに連絡し、ニーズに合った最適な解決策を相談する必要があります。
サリー(ライセンス・ユーザー)はIT部門の管理者で、現在Industry Advisory ServicesのAdvisorレベルのライセンスを有しています。彼女は、主要なプロジェクトに取り組んでいる同僚のため、これらの同僚がライセンスを持たない、またはアクセス・レベルの異なるライセンス・ユーザーであるにも関わらず、頻繁にコンファレンス・コールを設定しています。サリー自身は、コンファレンス・コールに参加しません ―― これは許諾されません。基本ルールとして、コンファレンス・コールへの参加は、ライセンス・ユーザー (インクワイアリ・サービスを利用する権限をもっている方)に限定されます。また、参加者がともにライセンスを持っていたとしても、ライセンスの種類が違う場合は、同じコンファレンス・コールに参加することは出来ません。加えて、社内外を問わず、ライセンスを持たない方がコンファレンス・コールに参加することは禁じられています。
ドーン(ライセンス・ユーザー)は、アナリスト・リレーションの担当者で、新製品の立ち上げについて話し合うためにコンファレンス・コールのスケジュールを設定しました。このコンファレンス・コールに、ライセンスを持たない人も参加させたいと、ドーンは考えています。これらライセンスを持たない人たちはセッションを聞くだけで、ガートナーのエキスパートとのやり取りはさせないと約束しました ―― これは許諾されません。理由は次の通りです。
(1) 対象のサービスに向けて適切なアクセス・レベルが認められているライセンス・ユーザーのみ、コンファレンス・コールへの参加、同席、傍聴することができ、
且つ
(2) ライセンスを持たない方の (a) コンファレンス・コールへの参加、 (b) コンファレンス・コールを聞くこと
が禁じられているため。
ジョン(ライセンス・ユーザー)は、製品開発の担当者で、外部の取引先と協業している製品戦略について話し合うためにコンファレンス・コールのスケジュールを設定しました。ジョンは、このコンファレンス・コールに、取引先企業のサリー(ライセンス・ユーザー)も招待したいと考えています ―― これは許諾されません。なぜなら、コンファレンス・コールは、ガートナーのエキスパートと単一のお客様企業に属するライセンス・ユーザーの間に限定して行われる戦略的な会話だからです。協業している製品に関するセッションであったとしても、他の企業のライセンス・ユーザーがコンファレンス・コールに参加することは禁じられています。