マジック・
クアドラント

特定市場におけるテクノロジ・プロバイダーを位置付け

主要なテクノロジ市場で競合しているのはどのプレーヤーでしょうか。こうしたプレーヤーの位置付けは、長期的にどのようなメリットをもたらすのでしょうか。ガートナーのマジック・クアドラントは特定の市場におけるリサーチの集大成であり、その市場で競合している各社の相対的な位置付けを広い視野で捉えることができます。グラフィカルに表示され、統一の評価基準が適用されているマジック・クアドラントを活用することで、テクノロジ・プロバイダー各社が掲げるビジョンの達成状況や、市場に関するガートナーの見解に照らした各社のパフォーマンスを迅速に評価できます。

マジック・クアドラントの活用法

具体的な投資対象の候補として検討中のプロバイダーを理解するための第一歩として、マジック・クアドラントをご活用ください。

リーダーのクアドラントを重視することが必ずしも最善の行動方針であるとは限りません。その他のクアドラントのプレーヤーについても検討すべきです。お客様のニーズに対応できるのは市場リーダーではなくニッチ・プレーヤーかもしれません。すべては、そのプロバイダーがどれだけお客様のビジネス目標に合致しているかにかかっています。

 

マジック・クアドラントの仕組み

マジック・クアドラントでは、成長が著しく、テクノロジ・プロバイダーの差別化が明確な市場について、競合するプロバイダーの位置付けを以下の4タイプに分類してグラフィカルに示します。

  • 「リーダー」は、ビジョンを実行できており、将来のポジションを確立しています。
  • 「概念先行型」は、市場の方向性を理解している、あるいは市場ルールを変えるビジョンを持っていますが、実行に移せていません。
  • 「特定市場指向型」は、小さなセグメントに焦点を合わせることで成功を収めているか、焦点が定まっていないために他社よりも革新的ではなく、実績も他社を凌ぐものではありません。
  • 「チャレンジャー」は、現在高い業績を誇っているか、大きなセグメントを支配していても、市場の方向性を理解していることを示していません。

 

マジック・クアドラントのインタラクティブ機能

マジック・クアドラントのインタラクティブ機能を使用すると、ビジネス目標、ニーズ、優先順位を反映させたマジック・クアドラントのビューを作成できます。最も注目すべきは、インタラクティブ機能を使用することで、各評価基準に適用されている重み付けを調整して、その市場のお客様に特化した新しいマジック・クアドラントのグラフィックを生成できる点です。このようにカスタマイズされたマジック・クアドラントは、保存しておき、社内の分析や意思決定の際に共有できます。

マジック・クアドラントのインタラクティブ機能では、エキスパートの見解とPeer Insightsに寄稿されたユーザー・レビューを一度に確認できます。[ユーザー・レビュー] タブでは、同業他社が実装し、日常的に使用しているエンタプライズITソリューションに対して抱いている意見を読み、評価できます。
(注:2019年4月時点で、日本語版はインタラクティブ機能および Peer Insight との連携は実装しておりません)

 

その他の視点

コンテキスト化によってマジック・クアドラントを特定の視点から見ることで、主要な業種、地域、企業規模別に価値ある知見を手にすることができます。この機能強化では、お客様の重要な背景情報に基づいた市場や注目すべきベンダーに関するエキスパートの解説も提供します。インタラクティブなマジック・クアドラントでは、お客様にとって最重要の基準に基づいてカスタマイズした視点から、市場を俯瞰することができます。

 

マジック・クアドラントは、以下のことを支援します。

  • 市場で競合しているテクノロジ・プロバイダーについて、またエンドユーザーの現在と将来のニーズへのプロバイダーの対応能力について、短時間で理解すること
  • 市場のテクノロジ・プロバイダーの競争における位置付けと、エンドユーザー・ビジネスを獲得するためのプロバイダー戦略を理解すること
  • 自社の具体的なニーズに照らして、テクノロジ・プロバイダーの強みと課題を確認すること

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