ガートナージャパン株式会社 (本社:東京都港区、以下 ガートナー) は、日本国内におけるアプリケーション開発 (AD) に関する調査結果を発表しました。
企業におけるAD手法 (*) について、現在および今後の採用方針を尋ねたところ、ウォーターフォール (WF) 型を「採用中」と回答した割合が43% (継続/拡大28%、縮小15%) と最も多い結果となりました。次いで、アジャイル型を「採用中」という回答率は17% (継続/拡大15%、縮小2%)、反復型が16% (継続/拡大15%、縮小1%) と続きました。また、「未採用:採用予定あり」がアジャイル型で13%、反復型で9%となっていることから、非WF型の両手法の採用が今後拡大するものと予想されます。
IT部門が関与しないビジネス部門主導の開発については、「採用中」の割合は14% (継続/拡大9%、縮小5%) と相対的に低いものの、「採用中:縮小」の5%に対して「採用中:継続/拡大」が9%、「未採用:採用予定あり」が6%と少ないながら存在することから、今後、ビジネス部門主体の開発の採用は増えていく傾向にあることがうかがえます。実際に、モバイル・ア プリの開発やロボティック・プロセス・オートメーション (RPA) の実装をビジネス部門が主導する案件は増加傾向にあり、ベンダーやシステム・インテグレーター (SI) が顧客企業のビジネス部門と直接商談するケースも増えつつあります (図1参照)。