前出の片山は次のように述べています。「このIT投資のビジネス価値ツリーを作成する上で重要なポイントは、経営目標にひも付けるという点だけではありません。大きなビジネス効果を生み出すためには、そのITを利用するビジネス部門が、ITから直接得た効果をどう活用するのかということ、そして組織変更やプロセス変更など、ビジネス部門としての施策を立てることも必要です。CIOやITリーダーは、ビジネス部門と協働しながらIT投資のビジネス価値ツリーを数多く作成し、経営トップにIT施策がなければ経営目標も達成できないと示すことで、ITの価値、さらにはIT部門の価値を高めることができます」
ガートナーは来る11月12~14日、グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミール (港区高輪) にて「Gartner IT Sympsoium/Xpo 2019」を開催します。Gartner IT Symposium/Xpo 2019は、CIOをはじめとするビジネス・リーダー、ガートナーのエキスパート、各業界のリーダー、最先端のソリューション・プロバイダーが一堂に会する場で、ガートナーが年間を通じて主催するコンファレンスの中でも最大のものです。今年は「デジタル社会をリードする」をテーマに、ビジネス課題の解決とオペレーションの効率化を実現し、さらなるリーダーシップを発揮するために必要な知見を提供します。
ニュースや最新情報は、ガートナーのTwitterでもご覧いただけます (#GartnerSYM)。
ガートナーのサービスをご利用のお客様は、ガートナー・レポート「経営トップにスライド1枚で示す『IT部門の価値』」(ITM-19-12) で関連する内容をご覧いただけます。
ガートナーのサービスについては、こちらよりご参照ください。
https://www.gartner.com/jp/products
調査手法
本サーベイは、2019年5月に、年商500億円以上の国内企業のIT部門課長職以上を対象に実施されました。有効回答企業数は300社ですが、図1の結果は、CIOを含む部長職以上からの回答に絞ったものとなります。