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プレスリリース

2020年11月26日

ガートナー、不確実な時代にこそ求められる新しいセキュリティ・リーダーシップの在り方を提示

ガートナー セキュリティ&リスク・マネジメント サミット 2020 (12月2~4日、バーチャル開催) において、今、セキュリティ・リーダーが押さえておくべきポイントを解説

ガートナー ジャパン株式会社 (本社:東京都港区、以下 ガートナー) は、日本のセキュリティ・リーダーに向けて、これからの時代に求められる新しいリーダーシップの在り方について発表しました。

新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) により、ビジネス環境は大きく変化しました。企業は多くの不確実性に直面することになり、セキュリティのリスクもこれまで以上に予見しづらい状況になっています。アナリストでシニア プリンシパルの矢野 薫は次のように述べています。「不確実性が高まっている時代だからこそ、セキュリティのリーダーに求められる役割も変化しつつあります。一方で、これまで以上の忙しさの中で多くのことにチャレンジしていく必要にも迫られています。未来のセキュリティに向けて意欲的に取り組むためにはどうすべきか、新しい形のリーダーシップ像とはどのようなものなのかを、リーダーは今のうちに追求しておく必要があります」

矢野は、これからの新しい形のセキュリティ・リーダーを目指すに当たって留意すべき点として、以下の3つのポイントを提示しています。

図1. 新しい時代のセキュリティ・リーダーを目指すための3つの工夫

出典:ガートナー (2020年11月)

1. 皆がよく知っている言葉に置き換える

「トラストを上げる」「トラストを確保する」といったように、これからのセキュリティでは「トラスト」という単語が頻出します。キャッチーなワードを使うと一見、セキュリティの最先端の議論をしているように思えますが、人によってその意味するところが異なるため、何を議論しているのかが不明瞭なままであるという危うさがあります。セキュリティのリーダーは、このような表層的な議論を続けるのではなく、「ここで言う信頼 (トラスト) とは何か」を問いながら、具体的な対象がはっきりと分かるように議論を仕切り直すべきです。

2. できる限り小さく始める

リモートワークの拡大、あるいはデジタル・トランスフォーメーションで加速するクラウドやモバイルの活用など、セキュリティのリーダーは常にセキュリティとビジネスの間に立たされています。セキュリティが十分ではないのにビジネスを推進しなければならないという場合には、最初から大規模に利用せずできる限り小さく始めることが鍵となりますが、社内での議論をこのような方向に導くことができるのは、企業の中でもセキュリティのリーダーだけなのです。

3. これまでとは逆の発想で進める

セキュリティの事件が起きたとき、経営陣から「当社は大丈夫なのか」と聞かれることがあります。「はい」あるいは「いいえ」というシンプルな回答を期待されているという背景はありますが、セキュリティ状況の報告としてそれでは十分ではありません。「大丈夫か」に対する直球の回答ではなく、「セキュリティの本当の問題は何か」を経営陣に報告するための良い機会とできるかどうかが、新しいリーダーへの分かれ道です。

前述の矢野は次のようにも述べています。「日々の業務で疲弊する中、焦りや憤りをどのように跳ね返し、企業のセキュリティを担うトップとして求められるリーダーシップを発揮できるか。今まさに、セキュリティ・リーダーとしての真価が問われるタイミングを迎えています」

ガートナーは来る12月2~4日に、ガートナー セキュリティ&リスク・マネジメント サミット 2020をバーチャル (オンライン) で開催します。本サミットは、セキュリティ、リスク、IAMの意思決定者が一堂に会して、混乱と不確実性を乗り越えて適応/進化し、リスクを舵取りし、投資の優先順位付けをする方法を模索するための場です。本プレスリリースに関連した内容は、前出の矢野が「これからのセキュリティ・リーダーと、明日への意欲」(12月4日、10:00~10:30) と題した講演で解説します。コンファレンスのニュースや最新情報はTwitter (#GartnerSEC) でもご覧いただけます。

ガートナーのサービスをご利用のお客様は、ガートナー・レポート「2020年の展望:セキュリティ・リーダーの孤独と憂鬱を打ち破る」(INF-20-33) ならびに「日本におけるセキュリティ (デジタル・ワークプレース) のハイプ・サイクル:2020年」(INF-20-105) にて、関連する内容をご覧いただけます。

ガートナーのサービスについては、こちらをご参照ください。
https://www.gartner.com/jp/products

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