2026年1月8日

Gartner、日本企業のデータ活用に関する最新の調査結果を発表:全社で十分な成果を得ている組織の割合は2.4%にとどまる

データ活用でビジネス成果を得るには、D&A戦略の見直しと現場の課題への具体的な対策が急務である

ビジネスおよびテクノロジのインサイトを提供するガートナージャパン株式会社 (以下Gartner) は、日本企業のデータ活用に関する最新の調査結果を発表しました。

Gartnerは2025年9月に、データ活用に関する実態について企業に所属する個人を対象に調査を実施しました。その結果、データ活用に関して全社で十分な成果を得ていると回答した割合は2.4%、「一部で」あっても十分な成果を得ているとする回答者は13.8%にとどまりました。その一方で、何らかの成果を得ている回答者まで広げると、その割合は7割近くになりました (図1参照)。

図1. データ活用の取り組みによる成果
[Image Alt Text for SEO]

Gartner (2026年1月)

※図の内容を一部修正しています。それに伴い本文中の表現も調整しました (1/8 13:00)

全社で十分な成果を得ていると答えた回答者の割合は、過去数年間ほぼ横ばいで推移しています。日本企業の多くは、数年以上にわたってデジタル・トランスフォーメーション (DX) への取り組みを加速させ、データ基盤や分析ツールなどへのテクノロジ投資を積極的に進めてきました。しかしながら、全社的なビジネス成果につながった事例は依然として少ないことが、今回の結果からも明らかになりました。

バイス プレジデント チームマネージャーの一志 達也は、次のように述べています。「企業はDX推進の一環として、全社員向けのデータ活用教育やリテラシー向上施策を展開しています。しかし、現場の従業員が本来の業務と両立しながら専門的なデータ活用を実践することは容易ではありません。それに加えて、データ活用推進組織でも専門人材の採用や育成が十分に進んでいない状況も見受けられます。結果として、テクノロジやツールの導入が先行し、人的資本への投資が後回しとなる傾向が強く見られます」

本調査では、データ活用に対する積極性についても尋ねました。その結果、積極性を損なう理由の上位3つには、「必要と思うデータが手に入りにくい」「実務でデータを理解・活用することが困難である」「データの品質・信頼性が低い」が挙げられました。

一志は次のように述べています。「これらの課題は国内外で共通しており、現場が具体的に何をすべきか分からない、あるいは負担が増えると感じることが消極性につながっていると考えられます。データ活用の成功には、人的資本への継続的な投資による専門家集団の育成や、データ/アナリティクス (D&A) の担当組織とユーザー部門の協働体制の構築、データ品質の確保、データ活用によるビジネス成果の可視化などの推進が不可欠です。データ活用によるビジネス成果の最大化を目指すD&Aのリーダーは、D&A戦略の見直しと、現場の課題への具体的な対策を取ることが急務となります」

Gartnerのサービスをご利用のお客様は、日本企業におけるデータ活用の現実と課題で詳細をご覧いただけます。
日本で提供しているサービスについては、こちらよりご参照ください。https://www.gartner.co.jp/ja/products

ガートナー データ&アナリティクス サミットについて
Gartnerのアナリストは、来る5月19~21日に開催するガートナー データ&アナリティクス サミットにおいて、データおよびアナリティクスのトレンドに関する更なるインサイトを提供します。コンファレンスのニュースと最新情報は、XLinkedInでご覧いただけます (#GartnerDA)。

Gartner for Data & Analytics Leadersについて

Gartner for Data & Analytics Leadersは、最高データ/アナリティクス責任者 (CDAO) とデータ/アナリティクス・リーダーがD&A戦略とオペレーティング・モデルの実装を加速させてビジネス価値を高めるのに役立つ、実行可能的かつ客観的なインサイトを提供するサービスです。詳細については、https://www.gartner.co.jp/ja/data-analytics/products/gartner-for-cdaos でご確認いただけます。

Gartner for D&A Leadersのニュースと最新情報は、XLinkedInでご覧いただけます (#GartnerDA)。詳細については、ニュースルームをご参照ください。

報道関係各位からのお問い合わせ先



最新のプレスリリース

Gartner について

Gartner, Inc. (NYSE: IT) は、お客様の重要な課題において、より優れた意思決定と大きな成果を創出し、実行可能かつ客観的なビジネスおよびテクノロジのインサイトを提供します。詳細については下記Webサイトでご覧いただけます。