基幹システム刷新により、データ基盤の整備と部門間の連携を促進

メタウォーター株式会社
(METAWATER Co., Ltd.)

メタウォーターは、プラントエンジニアリング事業とそのサービスソリューションおよび公民連携事業受託により、水資源の循環を創り出すための最適解を提供しています。これら3事業の連携は不可欠であり、部門間連携を強化するためにも基幹システムを刷新し、全社データ基盤を整えることが求められていました。

ミッション・クリティカルなビジネス課題

システムが事業部門ごとに独立しているため、データは分断され、部門間の連携が難しい状況でしたが、部門間連携を強化するためにも、データを一気通貫で扱えるよう、基幹システムの刷新が決断されました。刷新プロジェクトの当初はベンダーからの見積もり額は予算のおよそ2倍にのぼり、プロジェクト全体の見直しが必要でした。

また、社内には部門ごとにシャドーIT も見受けられ、全社の ITコストを把握することが困難な状況となっており、ITコストを見える化し、投資を適正化することが求められていました。

IT部門においては、影の存在として社内的に評価されにくい状況下に置かれ、部門の地位向上に苦心していました。

ガートナーによるサポート

以下のようなガートナーの知見およびガイダンスを活用していただいています。

  • ガートナー・エキスパートおよびエグゼクティブ・パートナーとの直接対話により提供される、基幹システム刷新プロジェクトを推進するための様々なガイダンス
        – プロジェクト推進に向けた大局的な視点でのガイダンス
        – ERPやデータベース構成の見直し
        – ベンダーからの見積もり精査方法など、コスト最適化のためのポイント
  • IT予算の可視化と最適化のためにガートナーが提供する IT Budget をはじめとした各種ツールキットやフレームワーク
  • IT部門のベンチマーク、人材教育方針へのガイダンス

達成されたミッション

基幹システム刷新プロジェクトは、構成見直しやベンダーからの見積もり精査などを行うことによって、最初の見積もりからおよそ2分の1の額までに削減でき、プロジェクト予算に収まり、現在は新体制でプロジェクトを再スタートしています。

全社ITコストを把握するため BI システムを導入し、予実管理を行うことにより、IT投資の最適化に向けコントロールができるようになりました。

IT部門においては、同業他社とのベンチマークや、人材育成方針策定、基幹システム刷新プロジェクトの見直しなど、IT部門の取り組みが可視化され、マネジメントからの評価も高まりました。

メタウォーター株式会社

業種:
電気・ガス業

売上高:
1,334億円 (連結、2021年3月期)

従業員数:
3,340人 (連結、2021年3月31日現在)

ガートナーは、ITリーダーとそのチームに対し、 実行可能かつ客観的な知見を提供しています。

ITコンサルに依頼すると、どうしても答えを求め受け身になってしまう傾向がありますが、ガートナーの場合はエキスパートからのガイダンスをもとに、部門メンバーが自律的に行動するようになり、結果としてメンバーのスキル向上にも役立っています。また、ガートナーからの知見は、意思決定する拠り所としても活用しています

上野 隆史氏

メタウォーター株式会社 経営企画本部 IT企画部長

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