2026年8月5日

Gartner、日本における未来のデジタル・ワークプレースのハイプ・サイクルを発表:AIエージェントをはじめとするテクノロジ・トレンドを紹介

ガートナー デジタル・ワークプレース サミット (8月26~27日) において、アナリストがAI時代のコラボレーションならびにワークプレース・テクノロジに関する最新トレンドと指針を解説

 

ビジネスおよびテクノロジのインサイトを提供するガートナージャパン株式会社 (以下Gartner) は、日本における未来のデジタル・ワークプレースのハイプ・サイクルを発表しました。本ハイプ・サイクルでは、AIエージェントをはじめとする業務変革や企業と従業員の関係性を更新するアプリケーションのテクノロジ・トレンドをピックアップしています (図1参照)。

Gartnerのハイプ・サイクルは、テクノロジやアプリケーションの成熟度と普及率のほか、それらが実際のビジネス問題の解決や新たな機会の活用にどのように関連するかを図示したものです。Gartnerのハイプ・サイクルの方法論では、テクノロジやアプリケーションが時間の経過とともにどのように進化するかを視覚的に説明することで、特定のビジネス目標に沿って採用を判断するのに最適なインサイトを提供します。

日本では、少子高齢化による労働力不足に加え、人材の流動化が進み、人材獲得競争は年々熾烈さを増しています。

ディレクター アナリストの林 宏典は次のように述べています。「急速に進化するAIは、生産性を大きく向上させ、人材不足を緩和すると期待されていますが、同時にイノベーションの促進にも貢献できます。これを実現するために、デジタル・ワークプレースは『AIと人』『AIとAI』など多様なデジタル・コラボレーションの機会と機能を提供し、企業の成長と変革を実現するプラットフォームへ進化する必要があります」

図1. 日本における未来のデジタル・ワークプレースのハイプ・サイクル:2026年
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出典:Gartner (2026年8月)

2026年8月現在、本ハイプ・サイクルに関連するトレンドとしては以下が見られます。

AIエージェントの急速な進化と浸透
AIによる企業変革への期待は高く、主要ベンダーは自律性のより高いテクノロジを開発するとともに、その適用範囲をオフィス・ワークから工場、店舗などフロントラインへと拡大しつつあります。一方で、こうした拡大にはさらなるリスクが伴うため、ガバナンス整備の必要性も高まっています。

ビジネス部門がテクノロジ活用の主体に
ソフトウェアのSaaS化、ノーコード・ツールの進化、IT部門の人員逼迫を背景に、ビジネス部門がAIをはじめとするテクノロジを主体的に選定・活用する動きが本格化しています。しかしながら、これはシャドーAIなどのリスクの増大にもつながり、ガバナンス上の新たな課題となっています。

多様な人材の活用
中途採用比率の増加に代表されるように、日本の大手企業が従来方針としてきた「新卒中心の長期雇用」が、その時々の経営課題の解決に取り組む意思/スキルを有する社内外の人材を機動的に求める方向へシフトしつつあります。デジタル・ワークプレースは、既存の従業員のタスク支援に加え、中途入社スタッフのオンボーディング、社外のアルムナイとの協業など多様な人材を支援する必要があります。

既に到来している人口減少時代に企業の競争力を維持・向上する上で、人間の業務を代替する可能性を有するエージェント型AIや、従業員向けAIのポートフォリオであるAIワークスペースは、重要なテクノロジです。また、組織開発、社内人材マーケットプレース、AI支援型スキル管理は、企業と個人がより対等で柔軟な関係を結ぶ未来の組織を実現する上で中核を成すものです。一方、デジタル従業員エクスペリエンスは、デジタル・ワークプレースの価値を、個々のツールではなくそれを享受するユーザーの立場で最大化する重要な視点となります。

林は次のように述べています。「日本企業は若手人材の不足に直面しています。AIなど最新技術でデジタル・ワークプレースを強化し生産性とイノベーションを高めることが、人口減少下での企業成長に不可欠です。その成果を従業員に還元することで、優秀な人材の確保・定着も実現できます」

関連するインサイトのご案内

Gartnerのサービスをご利用のお客様は、日本における未来のデジタル・ワークプレースのハイプ・サイクル:2026年で関連する内容をご覧いただけます。デジタル・ワークプレース領域では、本ハイプ・サイクル以外にも日本における未来の働き方と人材のハイプ・サイクル:2026年を発行しています。
日本で提供しているサービスについては、こちらよりご参照ください。https://www.gartner.co.jp/ja/products

AI における世界的なインサイトを提供するGartner

Gartnerは、組織の経営幹部およびテクノロジ・プロバイダーにとって欠かせないパートナーとして、AI戦略の実行による重要なビジネス課題の解決を支援します。Gartnerのインサイトは独立性と客観性に基づいており、お客様が確信を持って意思決定を行い、AIの可能性を最大限に引き出すことを可能にします。経営層のお客様は、自社におけるAI活用の方向性を見極めるため、Gartner独自のAIツールAskGartnerを活用しています。Gartnerは、2,500人以上のビジネスおよびテクノロジ領域のエキスパートによるインサイト、6,000本を超えるリサーチ、ならびに4,000件以上のAIユースケースおよびケーススタディを有し、AIにおける世界的なインサイトを提供しています。詳細はこちらをご覧ください。

ガートナー デジタル・ワークプレース サミットについて

8月26~27日に開催するガートナー デジタル・ワークプレース サミットでは、AI時代のコラボレーションならびにワークプレース・テクノロジに関する最新のトレンドと指針を解説します。コンファレンスに関するニュースや最新情報は、XLinkedInで#GartnerDWを使用してご覧いただけます。

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