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2023年2月14日

Gartner、優れた最高データ/アナリティクス責任者 (CDAO) が注力すべき3つの最優先課題を発表

独自のアセスメント・ツール「Gartner CDAO Effectiveness Diagnostic」の活用により、自身の長所と改善すべき点を明確化

ガートナージャパン株式会社 (本社:東京都港区、以下Gartner) は、優れた最高データ/アナリティクス責任者 (CDAO) が注力すべき3つの最優先課題を発表しました。最も優れたデータとアナリティクス (D&A) のリーダーは、ビジネス価値の創造、データとアナリティクス人材の育成、文化の変革に注力しています (グローバルでは2023年1月19日に発表しています)。

アナリストでバイス プレジデントのカーリー・イドイン (Carlie Idoine) は、次のように述べています。「データをビジネス価値に変換することが組織で求められるようになるにつれて、CDAOの役割の影響力は高まっています。CDAOは組織やステークホルダーに具体的なビジネス成果を提供することが求められていますが、その価値を示すことに苦慮しています。リーダーは、D&Aがいかにビジネス・プロセスを改善し、より良い意思決定につながり、デジタル・トランスフォーメーションの推進を支援できるかを証明する必要があります」

これらの成果を実現するためには、CDAOは自身の役割を担うために相応しい特性や行動を示す必要があります。

Gartnerは、CDAOの有効性のレベルに影響を及ぼす4つの領域を特定しています。

  • リーダーシップ:人間関係の構築、影響力の発揮、対話と共感、熱意あるチームの構築など、リーダーシップとして重要とされる特性を発揮して、組織におけるD&Aの役割を確立して維持する。
  • スキルと文化:組織全体のデータ・リテラシーを高め、D&Aをビジネス・プロセスに組み込むことを当たり前にして、データ・ドリブンな意思決定を習慣化する。
  • オペレーショナル・エクセレンス:より一貫性があり品質の高いビジネスを実現するために、プラットフォームとツールを活用してビジネス・プロセスの効率と品質を向上させる。
  • ビジネス成果:D&Aを組織全体に浸透させることにより、ビジネス価値を生み出し、変革を支援する。

イドインは、次のように述べています。「優れた成果を収めているCDAOには、定量的なビジネス成果とD&Aを結びつけるだけでなく、組織におけるD&Aの優先度を高め、熱意あるチームを育て、関係者と良好な関係を構築できるように努めているという、明確な傾向が見られます。具体的なビジネス目標に焦点を当てたCDAOは、組織内のステークホルダーだけでなく、市場全体に価値を示し、その全体的な効果を高めています」

シニア ディレクターの一志 達也は次のように述べています。「役職の名称としてCDAOを与えている日本企業は稀ですが、D&Aの重要性に対する認識は確実に広がっており、戦略的・組織的にデータの管理と活用に取り組む日本企業も増えてきました。今後は先行する海外企業から学び、日本企業らしい組織特性を活かして、D&Aの価値を高めビジネス成果に結びつけていくことが求められます。Gartnerが新たに提供を開始したCDAO向けのサービスと、そこに含まれるアセスメント・ツールで自身や自社の成熟度を確かめ、先行して成果を収めている世界のCDAOの考え方や振る舞いについて学び、自社のD&A戦略についてエキスパートからのアドバイスを受けて頂ければと思います」

Gartner for CDAOsのサービスをご利用のお客様は、アセスメント・ツールGartner CDAO Effectiveness Diagnosticを使って、CDAOがリーダーとして注力すべき課題を理解し、自身の強みと改善点を確認することができます。

Gartnerの第7回CDOサーベイの結果については、無料のeBook「How Chief Data and Analytics Officers Drive Better Outcomes: Focus on Value, Talent and Culture」(英語) でご覧いただけます。
日本で提供しているサービスについては、こちらよりご参照ください。https://www.gartner.co.jp/ja/products

ガートナー データ&アナリティクス サミットについて

2023年4月4~6日にウェスティンホテル東京にて開催するガートナー データ&アナリティクス サミットでは、前出の一志をはじめとしたGartnerの国内外のエキスパートが、D&Aリーダーが未来に向かって組織のイノベーションと適応力を強化する際に直面する最重要課題や、D&Aのトレンドについてのさらなる分析や知見を提供します。コンファレンスのニュースと最新情報は、Twitterでご覧いただけます (#GartnerDA)。

日本のITエグゼクティブ向けのニュースや最新情報は、GartnerのTwitterFacebookでも案内しています。最新のプレスリリースや記事、ウェビナー情報については、こちらよりご参照ください。

Gartnerについて

Gartner, Inc. (NYSE: IT) は、お客様のミッション・クリティカルな課題について、より優れた意思決定と大きな成果へと導く実行可能かつ客観的な知見を提供します。詳細については下記Webサイトでご覧いただけます。

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gartner.co.jp (ガートナージャパン)

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