2025年11月20日

Gartner、次世代型スマート社会の実現に向けて重要となるテクノロジを発表

ビジネスおよびテクノロジのインサイトを提供するガートナージャパン株式会社 (以下Gartner) は、2025年の日本における次世代型スマート社会のハイプ・サイクルにおいて、次世代型スマート社会を実現する重要なテクノロジを発表しました。

Gartnerのハイプ・サイクルは、テクノロジやアプリケーションの成熟度と普及率のほか、それらが実際のビジネス問題の解決や新たな機会の活用にどのように関連するかを図示したものです。Gartnerのハイプ・サイクルの方法論では、テクノロジやアプリケーションが時間の経過とともにどのように進化するかを視覚的に説明することで、特定のビジネス目標に沿って採用を判断するのに最適なインサイトを提供します。

本ハイプ・サイクルでは、重要なデジタル化関連テクノロジやイノベーションの中から、インフラストラクチャ/オペレーション (I&O) 統括責任者が注目すべきものを以下の観点からピックアップしています (図1参照)。

・さまざまな環境のスマート化 (例:次世代型スマート・シティ、次世代型スマート・マニュファクチャリング)
・リアルをデジタル化するテクノロジ (例:6G [第6世代移動体通信]、顧客のデジタル・ツイン、3次元空間情報基盤、デジタル・ツイン)
・AI技術の利用や応用 (例:ウェアラブルAI、マシン・カスタマー、自動運転トラック、エッジAI)
・ロボティクス・テクノロジ (例:マルチロボット自動化プラットフォーム、スマート・ロボット)
・新しいデータ処理技術や方式 (例:意思決定インテリジェンス、イベント・ストリーム・プロセシング) などの観点から次世代型スマート社会を実現する

図1. 日本における次世代型スマート社会のハイプ・サイクル:2025年
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出典:Gartner (2025年11月)

ディレクター アナリストの山本 琢磨は次のように述べています。「私たちを取り巻く社会は、すべての産業や公共サービスが相互に連携し、テクノロジを駆使することで実現する、新しいスマートな社会に変わりつつあります。この次世代型スマート社会では、企業や組織がリアルな世界と深く融合したデジタル技術をベースにさまざまな分析を実施します。この分析には、生成AIを含むAIが利用され、より的確な未来予測と意思決定を行うスマート化が推進されます」

次世代型スマート社会を実現するテクノロジへの注目は高く、Gartnerが2025年4月に実施した調査では、モノのインターネット (IoT) プラットフォーム、サイバー攻撃/内部不正対策技術、5Gなどの導入が、2023年と比較して3~4割以上増えており、デジタルへのチャレンジがこの2年間で広がっていることが明らかになっています。

次世代型スマート社会に関するテクノロジは、成熟にかかる期間が比較的長いものが多い傾向にあります。2025年版における革新的なテクノロジの中では、衛星コンステレーション、次世代ドローン、エッジ映像解析などは2~5年以内に、次世代型スマート・シティ、次世代型スマート・マニュファクチャリング、マシン・カスタマー、デジタル・ツイン、などは5~10年以内に成熟すると予測されます。

次世代型スマート社会では、中核となるクラウドやAIの処理を効果的に実装するために、エッジでの処理系の高度化や省力化も重要となっています。そのためエッジで自動的・自律的に判断を下すデバイスとそれらの相互連携が必要となり、これを実現するテクノロジが、徐々に進化を遂げつつあります。また、今後、新しいネットワーク技術やAIの利用動向によっては、関連技術の重要性がさらに高まり、テクノロジの進化も加速するとみられます。

バイス プレジデント アナリストの池田 武史は次のように述べています。「すべてがつながることが前提となるハイパーコネクテッドの未来は、いよいよ現実のトレンドになってきました。人材不足やテクノロジ自体の未成熟さなどを理由に、こうしたテクノロジへのチャレンジに躊躇する企業や組織もみられます。しかし、これは免れることのできない大きな潮流です。企業や組織のテクノロジ・リーダーは、このようなハイプ・サイクルを参考に自社のテクノロジ戦略を大きく見直し、新たな潮流にチャレンジする必要に迫られています」

Gartnerのサービスをご利用のお客様は、日本における次世代型スマート社会のハイプ・サイクル:2025年で詳細をご覧いただけます。
日本で提供しているサービスについては、こちらよりご参照ください。https://www.gartner.co.jp/ja/products

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